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ガーデニング・農作業の備忘録

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わたし自身が忘れないための庭の果樹やハーブ、草花の育て方、畑の作り方など。あくまでも自分本位なメモ。
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記事一覧

丘の上の山際の昭和中頃の田畑だったところは藪と化してほぼ自然林になりつつある

はじめに 先日ひさしぶりにもとの家のまわりを散歩。丘の上まで歩いた。その道ぞいの山際にあたるところは杉林の手前まで低木と藪に覆われている。その多くはクズなどのつる植物が生い茂る。 踏みこむにしても一歩進むごとにナタをふるわなくては進めないだろう。その多くは平成に入るとほとんどヒトが入らず、そのまま放置。もうしばらくするとさらに高い木々も生えてきそう。永遠にヒトが立ち入ることなくこのまま自然に還っていくのだろうか。 きょうはそんな話。 山道を行く 昨年離れたこの地は限界

すべてが捗るように睡眠のタイミングを畑づくりの頃にあわせて

はじめに このところここちよいいそがしさ。ちょうど寝起きは畑をつくっていた頃に近い。するとどうもさまざまなことがよりスムーズにすすむように。 きょうはそんな話。 しごとの時間 はたらくのならばなるべく都合に合わせられればいい。しごと時間は自由に設定できるおかげで、もっともうごきやすい時間帯としている。このところ午後9時すぎに寝て5時前に起きる。一部つくりおきの朝昼の食事を準備して朝食後に出勤。ほぼ畑づくりのころから変わらない。 職場で6時からしごとをはじめ、午後2時に

ほっとするためにあまいものをすこしだけ常備する

はじめに 食事のあとにすこしだけくだものやお菓子を食べる。最初は食事制限のカロリー調整からはじめた習慣。どうしてもカロリー不足に陥りがちなのでこうしておぎなう。それがいつのまにか食事のあとのちょっとしたくつろぎの時間になりつつある。 きょうはそんな話。 たいていは これまでは庭や畑もちだったのでそこでいつのまにか実っているくだものをもいでその場で食べるというなかなかめぐまれた環境にいた。それが今や賃貸住まい。なにか口さびしくなると、外に出て店に出向き、なにかを買わねばな

賃貸住まいで思うこと:土のあるところがいいのはまちがいないのだが

はじめに 自宅持ちと賃貸住まい。その両方のメリットをいちどきにあわせもつのは基本的にむずかしい。そのひとつが土のある庭。もちろん賃貸でもベランダや室内で園芸をなさる方はいる。この場合には地球につながる土地の意味で。たまにそんな地面をやはりいいなあと感じる。 きょうはそんな話。 賃貸住まいで 長年の夢であったマイホーム。それを手にして20数年。とりあえず住みつづけることができた。ところが自然災害の危険エリアに指定され、やむなく安全な場所に移る。おなじ市内でも10キロ以上離

年末年始の不要物収集のやすみのあいだの燃えるゴミを最小限におさえられたこと

はじめに 結論からさきに記すと何でもやればできると思った。今回、チャレンジしてみようと、年末年始にねらいをさだめてやってみた。それは燃えるごみを出す量。日ごろどのくらいの生ごみを中心としたものを出しているか。たしかめてみたかった。 きょうはそんな話。 期間は ちょうど冬休みなかほどの年末年始の9日間、2回にわたり燃えるごみの収集がおやすみ。ちょうどいい機会と思い、日ごろ出す生ごみの量を知ろうと思った。ひとりぐらしで1日3食自炊すると否応なく台所ごみが出てしまう。食べ残し

売られているさつまいもの品種の多くはただソテーしただけでもじゅうぶんにおいしい

はじめに このところ主食の米にかわり、がぜん存在感の増したひとつがさつまいも。たいてい小さく数多くふくろに入れられ「くずいも」と称され売られるいも。漫画の「こげぱん」を思い出す。 りっぱな大きないもになりきれないものを集めてそのかたわらで申し訳程度に売られている。もちろん値段はお手ごろ。それをほぼ毎日のように主食代わりに調理してつかう。大変コスパよく皮ごとつかうのにちょうどよいサイズ感などメリット豊富。その一方でけんめいに米をつくってくださる米農家の方々のようすも心配だが

いろいろな暖房器具があるなかで窓ごしの太陽光にまさるものはないとあらためて知った

はじめに きょうはいろいろな暖房やあたたまり方を経験。どれにも一長一短ありなかなかひとつにしぼりにくいと思う。そのなかでもっとも快適にすごせたのは…。 きょうはそんな話。 通勤して 朝起きてすぐにエアコンのスイッチを入れる。このところわりと積極的に保温するようになった。以前とは大ちがい。しごとのでかける5分前には切り、いそいで車に向かう。どうやらきょうの日中は晴れそう。とはいえ車のなかは7℃ほど。 日中で移動するつもりなのでコートを着ないで家を出たのでやはり寒い。空調

食べたいちごの種を蒔いて2年越しでようやくみのった果実を食べることができた

はじめに 年が押し詰まってきて、突如としていちごのパックが店にならびはじめる。先日まで柿オンリーだったその商品台はいちごに変わった。それにしても高価。家で露地で育てていた頃はまだ花のつぼみさえなかった。 師走にどういうわけかいちごをいただき、その種を蒔いたのがはじまりだった。2年越しの栽培ではたして食べられたか。 きょうはそんな話。 師走のこの時期 店にはいってすぐの商品台にいちごのパックがならんでいる。国内産ならば加温栽培だろう。この時期、ケーキづくりのタイミングに

崩壊しつつあり家から外に放出されそうなプラスチック類をまとめてかたづけた

はじめに 昨年の引越し前のこと。めったに見ないテレビで。マイクロプラスチックの問題をとりあげていた。なぜこれほど環境中に散らばってしまったのか。これ以上散逸させないために各自でなにができそうかを紹介していた。 そのなかで予想しなかったことがとりあげられていた。 きょうはそんな話。 家から離れる 昨年の引っ越しまえにすんでいた家は中山間地の谷あいにある。そこはあきらかにヒトの住むエリアより圧倒的に山々のほうが広い。これ以上の宅地開発はしたくてもできない場所。 もと住ん

「三ちゃん農業」すら理想的でうらやましくなる70歳以上で親を介護しながらの農業

(2024.12.9加筆) はじめに いまやこのクニの農業をささえる層は70歳代に到達しそうないきおい。農水省の令和2年度のデータではすでにそうなりつつある。全体の70%以上が65歳以上。 またべつの資料では5,60歳代で離農してしまう(わたしもそうだった)ようすを分析。 この年代は子育てをようやく終えつつありやれやれのはずだが、すぐに平均余命の伸びた親の介護などがまったなしにやってくる。からだへ負担のある農業は老いがすすむと骨の折れるしごとにちがいない。とはいえさらな

だいこん1本が1000円で売られる日が来ないでほしいのだが…

はじめに 今後の貿易はどうなるかわからない。世のなかは混迷をきわめる。米は数字上は国産でほぼまかなえているはずだが、実情はどうだろう。7割が国産のやさいもしかり。 きょうはそんな話。 やさいを売るほどつくってみて 現在はやめているが、以前に農業でやさいづくり、くだものづくりをやっていた。残念ながら米をつくりたかったがつくれる場所でなかった。その経験から肥料なしではやっていけないことは明白だった。人手不足はあたりまえでこればかりはどうしようもない。くふうでしのぐしかない。

思いのほか葉だいこんはやわらかくほかの青菜類に匹敵するほど栄養素が豊富でコスパがいい

はじめに このところだいこん葉をよく買う。ひとふくろで100~120円前後。道の駅など農家の販売者の品々としてならぶ。ちょうどこの時期はだいこんの生産がさかん。文字どおり葉を食べる目的の品種として「葉だいこん」が生産され出荷される。見ため以上にやわらかさと味のよさで選抜されただけある。シャキシャキおいしい。 きょうはそんな話。 葉だいこんで だいこんの生産の最盛期。これから根部がふくれていく。そうなりにくい品種がある。もっぱらやわらかい葉の部分をたべるための専用のだいこ

農業をさかんにやっていたころのわが家のミネストローネは無水でトマトづくしだった

はじめに パンやパスタをよく食べるようになり、おかずも洋風の割合がそこそこふえた。以前農業でトマトを大量に作っていた頃を思い出した。収穫期になるとトマトづくし。それこそ毎日トマトの消費に追われていた。どこもかしこもトマトだらけ。もちろんそのほかの夏野菜もいまがさかりと繁茂する。そんなときには完熟状態のトマトを中心のミネストローネ。 きょうはそんな話。 トマトたっぷり 横道にそれてしまうが農業をやっていたころは適作のやさいをもとめて100種ほどのやさいをつくった経験がある

ジャン=フランソワ・ミレーの描く働き手のうごきには日々のしごとありのままの力が見える

(2024.11.11加筆) はじめに 農業を6年ほどやった。耕運機を使わず手作業のみ。その結果、動物害や風害がこたえて、さらに昨今の状況で販売の場に(物理的・精神的に)立ち寄れなくなりあえなく断念。さすがに牛馬耕をとり入れた鎌倉時代よりも以前の農法ではなかなか容易でないと知った。 それとはまったく無関係に絵に親しむ。ジャン=フランソワ・ミレー(以下ミレー)はなかでも農家の人々の質素でつつましい生活に寄り添い、そのようすを丹念に描いた。そこから感じとれること。 きょうは