人の持つ可能性
「自分に限界を作らない」というのはとても大切です。
でもこれは無理矢理ポジティブでいる、というわけではありません。無理に「できる!」とポジティブでいるのはただの現実逃避になってしまいます。
そうではなく、自分の可能性を勝手に見切らないこと。
自分で自分の可能性を見切って限界を作ってはいけない、というのは仏教でも言われています。
例えば、修行で自分が到達できるのはレベル1だろう、と思うとその先まで行ける能力を持っていたとしてもレベル1までもいけない、とされています。
これはやっていないつもりでも、育ってきた家庭、教育、社会、周りの常識とされているもので無意識的にこのくらいだろう、というふうに作っています。
それを作らないためには、自分に限界を作っていない人と付き合うのがとても大切です。
私自身、呼吸を学ばせてもらっている師、一緒に学んでいる方達、瞑想会や法話を聞きに行くお坊さん達と共に過ごす時間の中で、「このくらいだろう、こんなもんだろう」と自分が作っていた限界を軽々と超えている様を目の当たりにして作っていたなと気がつきます。
自分のことは他者と比較することでわかるものです。
また今日は呼吸・整体の森田先生のオープン講座があったのですが、呼吸と動きを通して脳幹に安全だという感覚を繰り返し覚えさせていく、という内容でした。
やることは、想像以上にシンプルです。それなのに、脳にかかっていた必要以上に自分を守らなきゃという緊張のロックがとれます。
自分の身体というのはこんなことができるのか!という身体の持つ思いもしなかった可能性に驚きました。
誰でも「ここまで」と決めつけないと思いがけないところまで進んでいけます。