文系に"ドヤれる"文系の本 【3選】
たった3つ本を紹介します。
研究の合間を縫って、年間100近い本を読んでいる理系の大学院生です。
何かを喋ってるときに文系や理系で話が噛み合わない時がありますよね。そのときにちょっと知っておいて文系に"ドヤれる"ような本を紹介します。
3冊とも新書なので、簡単に大枠を理解できて、かつ文系の人たちを後追いしないような知識を身につけるのに効率的です!!!
(文系の人はドヤられないように読んでおきましょう…!!)
もし、ちょっとでも興味を持ったなら、Amazonでポチってください。手にとって最初の3ページを読んでみてください。人生変わります。(たぶん)
1. 古市憲寿『絶対に挫折しない日本史』
この本はまえがきの内容が「日本史の教科書がつまらない理由」から始まります。
中学や高校でやった歴史というのは教科書が非常につまらなく、読む気にならないものです。その理由から書いているのです。
日本史や世界史を語るときに、人の名前や出来事の名前のような固有名詞が必要不可欠なわけです。しかし、全世界2100万部突破のベストセラー『サピエンス全史』の特徴である固有名詞に頼ることなく、書いているのがこの本です。
すなわち、名前を覚えることに集中することなく、楽しむことができるのです。だからこそ、この本は
・通史編(古代から現代まで通して書いた歴史)
・テーマ編
で分かれてさらには、興味の引くような部分を語っています。
日本のことを理解してこそ、日本人です。そのために具体的に全部を知っている必要はありません。大まかに把握していることが重要です。そして現代社会や理系分野にも通づるところがあるかもしれませんね。
※数時間で歴史全体を大枠で理解できるいい本です。マジで、挫折しません。
2. 山口裕之『「みんな違ってみんないい」のか?ー相対主義と普遍主義の問題』
今、日本の中でも「多様性」という言葉が流行っていますよね。
という言葉に疑問を抱き、山口裕之さんが筆をとった新書です。この本は、哲学やフランス現代思想などから書いていて、さまざまな主義や思想が出てきます。しかし、それを非常にわかりやすく書いているところが印象的で好感が持てます。
文化人類学や哲学、進化心理学までさまざまな分野に通づるような本当に本です。
※のめり込み注意です⚠️ ハマると最後まですぐに読み終わります。
3. 橘玲『言ってはいけないー残酷すぎる真実』
言ってはいけないことをたくさん言っている本です。「え?!そうだったんだ!!」と新しく発見できるようなことがたくさん書いてあります。
人間は遺伝子というものを持っています。そして、それに逆らえていないことや今の社会にはびこっている日常の知らない真実がたくさんあるのです。それをテレビなどで言えば、嫌う人がたくさんでてくるのです。
そんな事実を知りたくありませんか?
たとえば、
こんなことがあるのか?と思ったら、研究やデータからこの真実に本で触れています。ぜひ人間というものを理解するために読んでみてください。
ちなみに、この続きの本もあるので興味持ったら、読んでみてもいいと思います。(セットでの購入をお勧めしてます!!)
※結構ストレートなので、すっきしります。なるほど。が感想です。
さいごに
たった3本を読んで、知の広がりを体感できます。全て、新書です。
そして、新しく販売されたものばかりです。
各書籍の初版
『絶対に挫折しない日本史』:2020年初版
『「みんな違ってみんないい」のか?』:2022年初版
『言ってはいけない』:2016年初版
『もっと言ってはいけない』:2019年初版
各著者について
古市憲寿
山口裕之
橘玲