2022夢日記 揚げ物屋 猿星 ji-jyo 1月25日
昨日の夢は美味しそうなのに最後まで食べることは叶わないそんな展開だった。
始まりは小さな砂利の駐車場で一人迷っているところからだった。
何だか無性にとんかつが食べたかった僕はネットで見つけた揚げ物屋を予約した。口コミによれば飛び込みで行っても食べることは出来るが、どういう訳か予約してから行かないと随分と待たされる店のようだ。
お店は予約できたわけだし何も迷うことなく向かえばいいのだが、一つ困ったことがあった。それはそのお店にエビフライがないことだった。
揚げ物屋なのにエビフライがラインナップから外されているのは逆に珍しい。店主が嫌いなのだろうか。ともかく理由は分からないがない物は注文出来ない。お店で頼むものは行く前から決まってはいた。それは食べ物の中で1位、2位を争うであろうとんかつだ。これはどうにも揺るがない決意だった。が、今日はそれに付け加えてどうしてもエビフライが食べたいときたものだ。どうしたものかと思った僕はとんでもない方法を思いついた。
そうだ。ないなら作って持っていけばいいんだ。そうだそうだ。
全くもってよくわからない発想をした僕は店に向かう前に自宅に寄って、自らエビフライを数本作り、千切りキャベツの乗ったお皿に乗せてから店に向かった。
店の前に着いた頃にはもはや腹ペコの状態だった。さっき揚げたばかりとは言えきっともう冷めてるだろうなと思いながら店の看板を見ると、そこには
《揚げ処 猿星》と書かれていた。猿星? 何でこんな店名なのだろう。変わってるな。まあそんなことはどうでもいい。とにかくもう早くとんかつと自前のエビフライを乗せたとんかつエビフライセットが食べたいんだ。
『あの、すみません。予約してたものですが、どうしてもエビフライも食べたくて持って来ちゃったのですがいいですか?』
『ああ。そうなの。構わないよ。もうとんかつ揚がったから席に着いて。』
良かった。内心、持ち込みは困るよと言われたらどうしようかと思ってはいたが無事にエビフライも一緒に食べれそうだ。
『はい。お待ち。』
そう言えばとんかつを持ってきてくれた店主は小柄なのにやけに手だけ大きくてごつい。そして何より顔が…。うん。猿顔だ。だからか? だから店の名前が猿星なのか? でも星って…。
そんなことを考えながら目の前に出されたとんかつは両手のひらをいっぱいに広げても足りないくらいのビッグサイズだった。これは最高じゃないか!と箸に手を付けたところで今日は目が覚めた。
何でだ。何で肝心なところで目が覚めてしまったんだ。
もうこれは近々とんかつを食べるしかない。そんなことを思う朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。