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ビジネス観点から考える。なぜチャンピオンズリーグはフォーマットを変更したのか?

みなさんこんにちは、久保佑輔です。

今日は僕の趣味の一つであるサッカーについての記事です。
今日からチャンピオンズリーグというヨーロッパサッカークラブのNo.1を決める大会が始まりました。
しかも、この伝統のある大会なのですが、大きな変化が起きてるので、そのことについて書きます。

今シーズンから、UEFAチャンピオンズリーグはグループステージを廃止し、リーグ形式で進行する新フォーマットが導入されました。
詳しく説明すると長くなるので、興味のある方は調べてみてください。理解するのに結構苦戦します。笑

ただ、すでにビックビジネスであるUEFAチャンピオンズリーグが、なかなか大きな変化にチャレンジしているので、理由について考えました。


1. 試合数増加と収益の拡大

具体的に、新フォーマットでは従来の96試合から180試合に増え、特に欧州外の放映権収入の拡大が期待されています。これは、スポンサーがより多くの露出機会を得ることにつながり、契約額の増大が予想されます。アジア市場や北米市場は特に成長が見込まれており、ここでの視聴率やファンの増加がクラブやUEFAの新たな収益源となることを意図していると考えられます。

2. ビジネス視点でのブランド価値向上

リーグ戦形式での試合では、各クラブが一度に複数のビッグクラブと対戦する機会が増えるため、チームとしての力を引き上げるだけでなく、クラブのグローバルなブランド価値も向上します。これは、企業におけるブランド認知度向上と似ています。具体的には、各クラブが地域や国際市場で独自のマーケティングを展開し、ファン層拡大を目指すと同時に、スポンサーもクラブのブランド力を通じてビジネスを強化するでしょう。

たとえば、少し前になりますが楽天がバルセロナのスポンサーになったことが知られてることかと思います。
世界的なクラブチームの胸に「RAKUTEN」という文字が入ることで、認知度は圧倒的に上がったと考えられます。

3. デジタル化とファンエンゲージメントの強化

また、デジタルプラットフォームでの視聴やソーシャルメディアによるファンエンゲージメントが重要な要素となります。例えば、マンチェスターシティやバルセロナといったクラブは、SNSやストリーミングプラットフォームを活用し、試合に加えたコンテンツ配信でファンとの関わりを深める戦略を展開しています。これにより、広告やファン向けのデジタルコンテンツ販売などの新しい収益源が開拓される可能性があります。

4. 新興市場での競争優位性の確立

新フォーマットは、アジアやアメリカなど、新興市場における立ち位置の強化にも繋がります。これらの地域ではサッカーの人気が急上昇しており、リーグ形式により全クラブが安定的に多くの試合を提供できることで、新規ファンの取り込みを狙います。たとえば、日本や中国でのテレビ放映や、アメリカでのプレシーズンツアーを強化していますが、こういった動きによってビジネスチャンスがさらに拡大すると考えられます。


まとめ

チャンピオンズリーグのフォーマット変更は、試合数増加による収益機会の拡大、ブランド価値の向上、新興市場でのファンベース獲得といったビジネス的な意味合いで非常に重要です。
企業が自身のビジネスを成長させるために、市場の変化に迅速に対応するように、サッカークラブもまた新たな取り組みを行い、世界的な競争で優位に立つ戦略を取ることが求められています。

「現状維持は衰退」という言葉もありますが、サッカーという世界的なメジャースポーツでも変化することを選択しています。
僕自身、若いうちはとにかく挑戦していくことの価値を改めて感じました。

終わり。

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