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自由とは何かを知りたければ、映画「ジョジョ・ラビット」を観ることをオススメします。

ヒトラー率いるナチスドイツに傾倒する少年「ジョジョ」が、
家に隠れていたユダヤ人「エルサ」を発見する。

少年の理想と現実との葛藤を
コメディとして笑い飛ばすような痛烈な戦争批判、
そして、
コメディを通してその大いなるギャップから
「自由とは何か」を教えてくれるとても素晴らしい映画。

「僕らは間違えていたのかもしれない」

親友ヨーキーが、
ヒトラーの死を知らせ、
ジョジョにそう伝えます。

何もかも失った。
間違えたかもしれないと気づいた。
でも、まだ生きている。
また、やり直せばいいじゃないか。

私には、そう聞えました。

息子は、ナチスに傾倒するが、
母親は、反ナチスで活動している。
ジョジョに自由を教えてくれたのは母親でした。

10歳の子が、戦争を賛歌したり、政治について話すのは間違ってる。
木に登ったり、落っこちたりしなきゃ。

命は神様からの贈り物
踊って生きる喜びを伝えなきゃ。

ダンスは
自由な人間がやることよ
命の解放よ。

自由とは、踊ること。


そう母親はジョジョに諭すのです。

そして、
私にも教えてくれたのです。

踊って生きている喜びを
伝えろ、と。

素晴らしい、映画でした。

そして、キャプテンK。
あんたは、最高に良いヤツだ。


手榴弾の不慮の事故から、
不本意にユーゲントを抜けることになったが、
結果として生き延びることができた。
そんなジョジョを見ていて、
リアル人間万事塞翁が馬だとも思いました。

最後に、
ユダヤ系の詩人リルケの書いた詩で
映画は締めくくられます。

Let everything happen to you
すべてを経験せよ 
Beauty and terror
美も恐怖も
Just keep going
進み続けよ 
No feeling is no ending
絶望が最後ではない

すべてを経験せよ、そして生きろ。

素晴らしい映画でした。

コメディだから伝えられる
メッセージがあると確信しました。

人生を踊れ、
そして謳歌せよ。

自由はあなたの心の持ちようだ、
笑い飛ばせ、と。

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