「定年制度」の意味がいつの間にか、正反対の意味に変化しちゃってる問題。心潰される前に一度冷静に考える必要がある。
2019年5月。
トヨタ自動車社長・豊田章男氏が
「終身雇用の維持は難しい」と発言しました。
日本を代表する大企業でさえ、
終身雇用の維持が難しいと考えていることは、
当時大きな話題となりました。
その原因の1つとして、
長引く不況が挙げられます。
終身雇用制度は、
あくまでも好景気を前提とした雇用制度だからです。
失われた30年ともいわれる経済成長が鈍化したことで
人件費の負担が企業に大きくのし掛かっているというのも
大きな要因のひとつです。
「終身雇用が難しい」ということは、
「一社で一生ずっと働くことは難しい」と言っているのです。
これらは、日本の古き良き
日本の会社を象徴するキーワードでした。
そして、
これらは、もう古い言葉と
なってしまっています。
出口である「定年制度」を見てみても、
昔と今とでは、意味合いがまったく正反対になっています。
「定年制度」ができた当初(明治時代など)は
「労働者の足止め策」との意味合いが
大きかったようです。
「うちは定年まで、働けるのでどうぞ来てください」ってメリットで謳っていた。
けれども、
平均寿命の伸びを背景に
現在では、「強制退職策」へと変化し、
意味合いがずいぶんと
変わってきてしまっています。
「どんなに元気でも65歳になったら基本、辞めてもらいますよ。一応、みんなに言っておきます。」
と、社員に周知する意味合いが大きい。
戦後の男性の平均寿命は、
1947年で50才。1951年で60才。
1971年に70才。2013年には80才となり、
2022年では、81才となった。
平均寿命は、50才から80才へと
30年も伸びているのですが、
その間、
定年年齢は、55歳から65才へと
わずか10年伸びたにすぎないのです。
30年の延命に対し、10年しか働くことの延命ができない。
つまり「20年は自分たちでなんとか生きろ」ということです。
労働市場と、平均寿命の間で
ミスマッチを起こしているのです。
このまま行くと、
企業が潰れて、その際の放り出されて考えさせられる。
もしくは、
企業も、背に腹は代えられぬと、
早期退職などで迫ってきて考えさせられる。
はたまた、
運良く定年までいれたとして、
定年になった老人の頭で考えさせられる。
など
一昔前の
「定年まで働ける世代」なら
「働き方について」考える必要なかったのですが、
「働き方について」一度真剣に
考える必要に迫られる時代が来てしまったのです。
そうです、もう先輩社員のようには
進めなくなっているんです!
この道を何も見ないふりして進むのは、危険なんです!!
早く、気づいて!!
いや、薄々気づいてますよね。
だから、一度真剣に考えて!!
会社に心を潰される前に。
定年退職 = 強制退職策
「強制退職策」って、
まともな言葉じゃないですね。
なんしかカッコいい大人になろう。
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今こそ、生き直す時
なのかもしれません。
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