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しがらみを捨てた先には..(Just In My Head)

本当に時々ではあるけれど、あらゆるしがらみを捨てて逃げ出したくなることがある。誰も自分のことを知らない土地で、一からスタートする、なんてことを妄想する私(おそらく映画か何かの、みすぎかな、笑)。

そう思う背景は、いくつかある。
 
一つ目は、毎日が単調過ぎるため、何か大きな変化がほしいということ。
 
二つ目は、今ある環境下の人間関係をリセットしたい、ついでに嫌な記憶も忘れたいということ。
 
三つ目は、全く新しい場所で、別の視点を持ってみたいということ。
 
一つ一つの解説は省くが、要は、新しい土地で人生を再スタートしたいということだ。

その場合、都内にいる家族や友人にも会えなくなるので、寂しくなるとは思うけれど。永遠の別れではないし。。ネット社会なのでどうにかなるだろう。

どこがいいだろう、と私のイマジネーションは膨らんでいく。

日本の過疎地の村で生活していく自信はないので、おそらく海外だ。英語圏じゃないと難しいだろう。でも、イタリアやポルトガルの片田舎も捨てがたい。アジア人女性が、突然近所に住みついたら、ビックリされるかもしれない。町の格好のネタになるだろう。 

例えば、イタリアのトスカーナ地方の小さな村で、片言のイタリア語だけど、地元の人々との触れ合いを楽しむ日々。あるいは、ポルトガルのアルガルヴェ地方の美しい海岸で、地元の文化を満喫する生活。
 
でも、運転ができないから、せめてバスが通っているところじゃないと厳しいなあ、と妄想が加速する。

さらに妄想が飛躍し、世界の果てはどんなところなのだろう、と考えてみる。The most remote places on earth(地球上で最も隔絶された場所)を検索してみた。
 
イギリス領のトリスタン・ダ・クーニャ(Tristan da Cunha)という島が出てくる。大西洋に浮かぶ絶海の孤島で、大陸から最も離れた有人島としてギネスブックに登録されているとのこと。240人程度が住んでいて、当然島に飛行場はなく、たどり着くには南アフリカのケープタウンから船で片道6日程度かかるそうだ。


トリスタン・ダ・クーニャ
By The Official CTBTO Photo stream, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31737411

さすがに論外だ(全く新しい視点は持てそうだが、笑)。 

あれだけ、ここ数年間、閉塞感に苦しんでいるという記事を書いておきながら、新たに閉鎖的な空間に移動するというのも矛盾している。
 
私は高層ビル群が大好きだ。やはり大都市かな
 
そもそも著名人でないのだから、NYやロンドンで暮らしても、誰も気にしないだろう。
 
そこで妄想は途絶える。満員電車、職場、自宅。いつもの光景だ。
 
やはり、しがらみからは逃れられそうにない。非日常を体験できる旅行がせめていいところかな、と一気に現実に戻った。

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