自分の性に翻弄されながら、様々な経験を経て自分のセクシャリティに辿り着くまでの、僕がワタシを取り戻す物語。超短編小説もどきです。サクッと読んでください。
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少しづつの不定期ですが宜しくお願いします。
今、ココに
この「私」に辿り着くまでを語るのは、
「私」がいったい何者かを知るためでもある。
ずっと求めてる答え。
誰も教えてくれなかった、
答えられるはずもない答え。
たった一つだけ明確に分かっていることは、
その答えは自分自身で見つけなければいけないということ。
少しづつでも、このnoteに綴っていこうと思う。
#1 「新しい歯車」
「よぉ、やっと逢えたね」
車の横に立って、笑顔で手を振りながら
近づいてくる男の人。
正直イメージしてたのと違うと思った。
もっと爽やかでハンサムな見た目だと思ってた。
でも、それでも良かった、
やっと解放されて、やっと自由になれるんだから。
「初めまして、宜しくお願いします」
丁寧に挨拶をしとく。
「畏まらなくてもいいよ。電話では話してたじゃない、全くの他人でも無いんだし、これ