抗うつ剤の副作用で10キロ太った

2022年の夏、積み重なっていたものが一気に崩れ落ちて、仕事中涙が止まらなくなった。
その前から起きられなくなったり、会社を行く途中に引き返すことも多くなり、円形脱毛症が増えていったり、今思えばもっと早く休むべきだったのかもしれない。
ある時ふと死んだら楽だなと思ったことを機に、メンタルクリニックを受診した。
うつ状態と診断された。

わりと早い段階だったから軽度だったと思う。
休職をしてる間も焦ってしまい、もう大丈夫と早めの復帰を申し出て、薬を3つほど飲み続けながら3ヶ月後に復職をした。

復職してからが大変だった。
ちょっとしたことで涙が出て、涙が止まらず、周りに迷惑をかけた。
減薬を試みて、離脱症状で動けなくなって迷惑をかけた。
1年薬を飲み続けて(少しずつ減らしながら)、やっと自分がうつ状態であったことを受け入れてきた。
それまでは実はうつじゃなかったのではないかとどこかで思っていたのだと思う。  

ありがたいことに人に恵まれて、2年後の今、薬を飲まなくてもよくなった。
上司を急いで変えてくれた会社の上の方々、先輩、同僚、休職を勧めてくれたメンタルクリニックの先生、家族、恋人、友人。
感謝してもしきれない。少しずつになるかもしれないけど、恩返しをしたい。

なぜ、今こうやって吐き出すに至ったかというと、
私は薬を飲み始めて、ずっと体重が増加し続けた。
食べる量が増えたわけではないのに、あっという間に10キロ以上増えてしまった。
そして、薬をやめた今も減らない。

Xやインスタを開ければおしゃれな痩せた女性が山程出てくる。
何気なく太ったと直接ではなくても言われることがある。
その都度、痩せたい、悔しい、うつにさえならなければ、薬さえ飲まなければと思ってしまう。
この日記の話に解決や良いまとめはない。
今も薬さえ飲まなければと思ったから、そう思って泣いてしまったから、こうやって書いている。
あのとき頑張りすぎなければ良かった、当時の上司を信頼しすぎなければよかった、そうすれば裏切られたと思わなかったのに。

多分私よりもっと重度で苦しんでいる人がいる、
そう思うと私も苦しい。

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