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男尊女卑ではなく『全尊共生』になれたら
男尊女卑はいま、やめるべき日本の悪習慣としてたびたびトピックにあがります。先日3月31日に発表された『ジェンダーギャップ指数2021』で、日本は156ヵ国中120位という結果でした。
他国に比べ進まない日本のジェンダー平等に対して、国内でも男尊女卑撤廃の世論が加速しています。
今回は、男尊女卑のニュースタンダードについて考えてみましょう。
なぜ男尊女卑の是非が問われている?
近年『男尊女卑撤廃』や『ジェンダー平等』というトピックが際立っているのはなぜでしょう。
建前としては、ジェンダーギャップ指数やSDGsといった世界的な取り組みに先進国として圧倒的な遅れをとっているからです。本音としては、少子高齢化に伴い、深刻な労働人口と低賃金に見舞われ、ジェンダーや年齢、ライフキャリアに関わらず働かない厳しい側面があります。
厳しい時代を共に生きるニュースタンダード
超少子高齢化社会、人口減少、労働人口の激減、業務量過多…そして同時に求められる生産性の向上。私たちは現在体験困難な時代に生きています。
未知のウィルスの襲来による人口減少の加速に加え、自殺率の増加など、もはや生き抜くこと自体が大きなテーマにもなりつつあります。
ニュースタンダードは、『生き抜く』ことが第一関門となるでしょう。そのなかで、若者としてお互いがそれぞれの味方となり、共に生きることを戦略として摂る必要があるでしょう。
そもそも誰かを『卑』にしなくていい
男尊女卑をやめたとき『これまでの自分たちの行いや存在を否定されている気がする』という人が一定数いるのではないでしょうか。
『尊』と『卑』という二極した言葉が並ぶことで、どちらかに優劣をつけなければならないイメージがあるからかもしれません。
しかし、そもそも男女に関わらず困難な時代を生き抜いているだけで素晴らしいことです。どちらかに優劣をつける必要はないでしょう。
ジェンダーは男女だけではない
男尊女卑ではジェンダーを男女2種に限定していますが、ジェンダーはそれ以上の種類が存在します。
・身体的性と自身が一致している人
・身体的性と自身が相反する人
・性別に問われずに自分自身でありたい人
・無性別であるという認識の人…etc
ジェンダーは男女以外では割り切れない、グラデーションのあるものです。
男女だけに区切ってしまうと、その先にジェンダー規範やジェンダーバイアスなどの決めつけや押し付けに苦しむことになります。人はジェンダーのために生きているわけではないので、男女2種に限定することは今すぐやめることをおすすめします。
全てのジェンダーをリスペクトして共に生きる
男尊女卑で語られる「男(女)の方が楽」は、「みんなそれなりに大変」であるのが現実です。
男女のジェンダーに関わらず、お互いを一人ひとりの『人』として対峙し、リスペクトすることができるといいですね。