国際医療NGOジャパンハート

「医療が届かないところに医療を届ける」を理念に掲げ、1995年より国内外で無償医療を提供する日本発祥のNPO団体。ミャンマー、カンボジア、ラオスでの外科手術活動や、被災地およびクラスター機関への緊急救援等。https://www.japanheart.org/

国際医療NGOジャパンハート

「医療が届かないところに医療を届ける」を理念に掲げ、1995年より国内外で無償医療を提供する日本発祥のNPO団体。ミャンマー、カンボジア、ラオスでの外科手術活動や、被災地およびクラスター機関への緊急救援等。https://www.japanheart.org/

マガジン

  • 口腔外科医の生活@ミャンマー

    ジャパンハートスタッフ岸直子がミャンマーでの日々をゆるくお届けします。生活はまさに”生”きる”活”動。必死に生きる様をどうぞご覧ください。

最近の記事

【10】いとおしいミャンマー

 こんにちは。ついに記念すべき第10回となりました。いやぁここまで来られましたのも皆様のおかげです。思いがけない人から「ブログ、見ていますよ!」なんて言われた日にゃ「え?私、流行りのブロガーとかになっちゃう感じ?ライターとか向いている?」という勘違いすっとこどっこいになってしまうからタチが悪い。今日はミャマーで出会ったおもしろ愉快なものをピックアップ。一緒に突っ込もうぜ!写真はミャンマー北部でイチャグエ(揚げパン)片手に無駄にテンションを上げている岸です。  こちらよくホテ

    • 【9】タナカ

       みなさんこんにちは。今回のお題は「タナカ」。日本はもとより世界中の「田中さん」。安心してください、貴方のことではありません。ミャンマーのいわゆる”お化粧”です!英語のスペルで記載すると"Thanaka"になります。だからと言って発音は「ザナカ」ではありません。「タ」を発音する時、息を思いっきり吐き出すように「タha」って感じで発音します。難しいねぇ〜、ミャンマー語。写真はタナカを塗ってもらっている最中の私。ビンタ直前ではありません。今回はジャパンハートが運営するミャンマーの

      • 【8】ミャンマーの民族衣装を着る

         みんな元気?(いや、友達じゃないから)。すみません、しょっぱなからめちゃくちゃ失礼な出だし。口唇口蓋裂プロジェクトの岸です。ミャンマーは乾季まっただ中。朝晩は涼しくとても過ごしやすい季節となりました。ただし現地の人にとっては寒いらしく、朝は決まって「おはよう、今朝も寒いよねぇ〜。」の挨拶から始まります。  文頭に掲載した写真は昔の日本にもあったであろう手押しポンプを必死のぱっちで体験させてもらっているの図。今日はこのポンプではなく私が着ている衣装にご注目ください!  今や

        • 【7】ミャンマーの寺を知る(初級編)

           日本の皆様こんにちは。口唇口蓋裂プロジェクトの岸直子です。師走で忙しくされている方も多いと思いますがいかがお過ごしでしょうか。年末年始は田舎に帰省して家族揃ってこたつを囲み、ソバをすすり、みかんを食べ、紅白を見ながら「最近の若いコの歌はわからん」と言いながら床につく祖母におやすみなさいと言いつつ、カウントダウンし「あけましておめでとう!」と年始の挨拶を交わすことも今年はありません(岸家に限る)。なにせ常夏のミャンマーに住んでいますから。こちらは大晦日・お正月という概念はあま

        マガジン

        • 口腔外科医の生活@ミャンマー
          10本

        記事

          【6】市場で買い物ざんまい女@ヤンゴン

           こんにちは。口唇口蓋裂プロジェクトの岸直子です。日本はめっきり寒くなったみたいですが、皆様体調を崩されていないでしょうか。ヤンゴンは日中はまだまだ暑く、34℃くらいになることも。停電も毎日律儀にやってきて、暑いねぇ暑いねぇと稲川淳二ばりに日々つぶやいております。”女シリーズ”をタイトルに使い続けたい想いが強く出過ぎて空回り感が滲み出ています。写真はメキシコ駐在時、市場の肉屋で斧を拝借した時のもの。若干33才。若気の至り。  今日はミャンマーでの食材の買い出しについて。何を

          【6】市場で買い物ざんまい女@ヤンゴン

          【5】舌鼓を打つ女@ミャンマーの朝

           どうもこんにちは。口唇口蓋裂プロジェクト専門家の岸直子です。帰ってまいりました、女シリーズ。やっぱり女シリーズが目を引くんじゃなないかしらと思っている次第です。ブログでも人生でも常にブレがあるのが私です。どうか暖かく見守ってくださいね。褒められて育つタイプですから。  さて今回の話題はグルメ!待ってましたと言っているそこのあなた。おまっとさんでした(キンキン知っている?)。ミャンマーには美味しいものがいっぱいあるんですよ。なので写真を撮る前にすぐ食べ始めてしまう食いしん坊

          【5】舌鼓を打つ女@ミャンマーの朝

          【4】プチ鉄子、ヤンゴン環状線に乗ってみた

          皆様こんにちは。ミャンマー口唇口蓋裂プロジェクトの岸です。日本はそろそろ秋の気配が感じられる頃でしょうか。こちらヤンゴンは変わらず雨季が続いております。毎日どんよりしていると気持ちも沈んでしまいがちですが、この雨がないと水力発電の源が成り立ちませんので、程よく降ってねとお天道様にお祈りを送ったり送らなかったりする日々でございます。 今回は鉄道ネタ!私、こう見えてプチ鉄子、なんちゃって鉄ちゃんなんです。若い頃はよく青春18きっぷを使って旅したもんです。新幹線なんて邪道じぁ!な

          【4】プチ鉄子、ヤンゴン環状線に乗ってみた

          【3】ミャンマーで暑さとたたかう女

           みなさまこんにちは。ジャパンハート・ミャンマー口唇口蓋裂総合治療プロジェクトの岸直子です。残暑厳しい日本でいかがお過ごしでしょうか。今回もたたかう女シリーズをお届けいたします。  ヤンゴン、現在は雨季ですのでアツアツではないのですが、暑季(3月〜5月)はそれはそれはもう暑いのです。しかも日本のように冷房がどこもかしこも効いているという訳にはいきませんので、暑さ対策をしないといけないのです。停電もありますしね。  まず初めに私が購入したのはうちわです。どうせ買うなら現地っ

          【3】ミャンマーで暑さとたたかう女

          【2】ミャンマーで蚊とたたかう女

           皆さんこんにちは。ジャパンハートの口腔外科医、岸直子です。日本は毎日猛暑ですね。暑中お見舞い申し上げますという言葉がなんとピッタリなことか。こちらミャンマーは雨季でして(6月〜10月)、雨がドシャぁと降った後は涼しくさえあります。東南アジアという名前を聞くだけで暑いお国でしょうねぇ、と思われているそこのあなた。日本よりも快適なこともあるんですよ。  さて、ミャンマーで生活を始めてコンチキショーと思ってしまうことがあります。ええ、キャパ小さいので私。日々コンチキショーですよ

          【2】ミャンマーで蚊とたたかう女

          【1】 日本人口腔外科医がミャンマーに暮らし始めました

           みなさまこんにちは。国際医療NGOジャパンハートに所属し、ミャンマー口唇口蓋裂総合治療プロジェクト専門家の口腔外科医、岸直子と申します。日本ではなかなか体験できないであろうミャンマーでの日々のささやかな出来事をゆるくお届けするのもいいかもなと思い立ち、カタカタと仕事をしている風でキーボードを叩いております。”昼休みなのに真剣な顔をして一生懸命仕事をして、やっぱり日本人は勤勉だなぁ”と現地スタッフは思っているかもしれません。ごめん、日記書いている。    実は文章を書くこと

          【1】 日本人口腔外科医がミャンマーに暮らし始めました

          形あるものを寄付したい。「ジャパンハートこども医療センター」に麻酔器を。支援者様インタビュー。

          支援者インタビュー ジャパンハートの活動は、皆さまからのご支援によって支えられています。 現金での寄付や物品の寄贈、活動への参加など、ご支援の形はさまざまですが、今回、支援者の皆さまがどのような思いでジャパンハートをご支援くださっているのか、インタビュー形式でお伝えします。 NPO法人アクサ 松﨑由紀子さんカンボジアやバングラデシュで学校を建設し、子どもたちに教育の場を提供するNPO法人「アクサ」。その代表を務める松﨑由紀子さんは、約5年前から継続的にジャパンハートをご支援

          形あるものを寄付したい。「ジャパンハートこども医療センター」に麻酔器を。支援者様インタビュー。

          新型コロナから介護施設を守ってくれたジャパンハートへの恩返し

          ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」というミッションを掲げ、25年以上にわたり、ミャンマーやカンボジアなどのアジア、日本国内で医療活動を続けています。 そのジャパンハートをマンスリーサポーター(月額寄付会員)として支援する荒山浩子さんは、富山県富山市にある小規模多機能型居宅介護でケアマネージャー兼介護員として働いています。ー昨年6月に、歌手のさだまさしさんが設立した「風に立つライオン基金」と、ジャパンハートの連携プロジェクトである「ふんわりチャンポン大作戦

          新型コロナから介護施設を守ってくれたジャパンハートへの恩返し

          カンボジア医療、豪雨災害、新型コロナ。ひとりの看護師がジャパンハートのボランティア活動に参加して感じたこと

          ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」というミッションを掲げ、25年以上にわたり、ミャンマーやカンボジアなどのアジア、日本国内で医療活動を続けています。 看護師の梅津千枝さんは、ジャパンハートのカンボジアでの医療活動支援や九州の豪雨災害支援、沖縄の高齢者施設で起きた新型コロナウイルスによるクラスターの支援活動にボランティアとして精力的に参加しています。今回は、ボランティアに参加したきっかけや実際に参加して感じたことを梅津さんに詳しく聞きました。 執筆:峯あ

          カンボジア医療、豪雨災害、新型コロナ。ひとりの看護師がジャパンハートのボランティア活動に参加して感じたこと

          クラスター発生病院から「見捨てられていなかった」との声も。アクセンチュアとジャパンハートによるコロナ支援

          大手総合コンサルティング会社アクセンチュアの社会貢献活動(コーポレート・シチズンシップ)は、グローバル全体でSkills to Succeedというテーマのもと、社会課題の解決につながる取り組みを推進しています。社員の「時間とスキル」を提供する「プロボノプロジェクト(非営利団体に対する無償のコンサルティング)」は本業と同じようにプロジェクトを立ち上げて取り組んできました。その中で、新型コロナウイルス感染症の拡大に際しても、ジャパンハートとパートナーシップを組んで新プロジェクト

          クラスター発生病院から「見捨てられていなかった」との声も。アクセンチュアとジャパンハートによるコロナ支援

          日本人教師によるミャンマーの子どもたちへのオンライン実験授業が好評、ジャパンハート部による新しい支援

          ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」というミッションを掲げ、25年以上にわたり、ミャンマーやカンボジアなどのアジア、日本国内で医療活動を続けています。 そのジャパンハートをマンスリーサポーター(月額寄付会員)として支援する中学校の教員の方が、今年の9月に自ら提案し、ミャンマーでジャパンハートが運営する児童養育施設Dream Trainの子どもたちにオンラインで科学実験の授業をしました。 今回は、授業をすることになったきっかけや感想、今後の可能性などを詳しく聞

          日本人教師によるミャンマーの子どもたちへのオンライン実験授業が好評、ジャパンハート部による新しい支援

          「ジャパンハートはSDGs実現の大切なパートナー」ユニコーン企業 TBMの山﨑敦義氏が語る途上国支援

          ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」というミッションを掲げ、25年以上にわたり、ミャンマーやカンボジアなどのアジア、日本国内で医療活動を続けています。 そのジャパンハートを公私で支援する山﨑敦義さんは、枯渇リスクの少ない石灰石を主原料にした新素材LIMEX(ライメックス)で、大注目のユニコーン企業 TBM社の代表取締役CEOを務めています。 今回は、ジャパンハートのミッションに共感する山﨑さんに、ジャパンハートの創立者である吉岡秀人先生との出会いや支援す

          「ジャパンハートはSDGs実現の大切なパートナー」ユニコーン企業 TBMの山﨑敦義氏が語る途上国支援