人類にとって本当に大切なものは
岡本よりたかさんの講演会にリアル参加してきました。
日本は食糧危機に見舞われるのか?私たちは何をどうして生き残ればいいのか。何が大切で何が不必要なのか。
3回シリーズの第1回目でしたが、よりたかさんのお話や、参加者の皆さんからの質問を伺って、改めて痛感しました。戦うのは辞めて耕そう。
私たち都会人は、決定的に構想と実行が分離され、貨幣の奴隷になってしまった。。。貨幣はそれ自体は幻想なのに、なければ衣食住にありつけない(と洗脳されている)だから必死で貨幣労働に生き残る為に躍起になる。それが学歴社会。すごい歪んでるってこと気付けただけでもよかったのかな。
よりたかさんのお話では、だけど今の社会において、ある程度の貨幣が必要なのが現実。農と経済は別物として捉えること…。特に農の生業としていない我々はそうなんだろうな。
そして何よりも大切なのは、自分が心地良いと思える人たちとの小さなコミュニティを作ること。役割分担出来てお互い様で動いていける仲間とつながること。合わない人とは早く離れた方が良いってことだそう。
あぁ…つくづく思う。都会人は貨幣労働に時間を割き、大切な我が子との時間は二の次にせざるを得なくて、自分や家族の体内に取り込む大切な食べ物には無頓着で、自分では食材も作れず、調味料も貨幣で買う。そんな生活が長いから自分では作り出せない。自分で作れないから貨幣に頼るしかないという悪循環。やりたいこと、好きなことでもないのに労働する。そしてそれを子どもたちにも強いる。生き残るためなんだよ、と。
私たちは誰かに、何かに依存しきっている。国も外国に依存しきっている。日本の食糧自給率は39%らしいが、その39%すら外国からの肥料や種がなければ限りなくゼロになってしまうらしい。そんな脆弱な社会で私たちはかろうじて生きている。
とはいえすぐに農業、すぐに移住とはならない。じゃあ私たちに出来る事は?…身近にいる農家さんと繋がって応援する事や、同じ様な目標がある人たちと繋がって衣食住を自分たちで生み出せるコミュニティを構築する事。それなら今からでも出来る。私はどうありたいのか、家族、子どもたちはどうありたいのか…友だちは…仲間たちは…。
自分に出来ること。家族が求めている事。目標や出来る事を擦り合わせながら、実行に移す。戦後77年経った日本で、私は私たちに構想と実行を取り戻したい。