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【ゴジラ-1.0】ブルーレイの日米価格差

日本版:9,680円(ヨドバシ新品)
米国版:35.57ドル(現時点で約5,300円)

https://www.amazon.com/Godzilla-Minus-One-4K-Blu-ray/dp/B0DCB6G6NY

価格だけ見ると米国版が安く感じるが、中身にはかなり差があります。

💿ゴジラマイナスワン米国版ブルーレイ仕様💿

マイナスカラー:なし
特典映像:なし(たぶん)
各種付属品:なし
英語字幕:あり
4K:あり

日本版の4Kパッケージは特典ブルーレイだけでなく物理的なおまけグッズも多く付いています。

(日本版)https://www.amazon.co.jp/dp/B0CX1D9TW9

【本編DISC① 4K Ultra HD Blu-ray】
【本編DISC② Blu-ray】
【本編DISC③ Blu-ray 『ゴジラ-1.0/C』】 

<収録内容(特典DISC)>
■メイキング
■VFXメイキング
■公開記念特番 Behind the scenes -No.30-ト云フモノ」
■イベント映像集
2023年9月4日(月):完成報告会見
2023年10月18日(水):ワールドプレミア レッドカーペットイベント
2023年10月23日(月):東京国際映画祭 オープニング レッドカーペット
2023年11月1日(水):東京国際映画祭 クロージング上映舞台挨拶
2023年11月3日(金・祝):初日舞台挨拶
2023年11月8日(水)~10(金):北米プレミア
2023年11月29日(水):札幌イベント
◇山崎貴セレクション トークショー
2023年9月15日(金):第1回(ゲスト:樋口真嗣)
2023年9月29日(金):第2回(ゲスト:村瀬継蔵)
2023年10月13日(金):第3回(ゲスト:金子修介)
2023年10月27日(金):第4回(ゲスト:庵野秀明)

<仕様・封入物>
■4枚組デジパック+アウターケース仕様
■特製ブックレット
■〈特設災害對策資料綴〉縮刷版

★Amazon限定特典★ アクリルスタンド+ビジュアルシート

★メーカー特典★名セリフステッカー

こんなの欲しい人達、激レアすぎるでしょ(笑)

もともと日本と米国では4Kブルーレイの値段に格差があるのですが、普段は米国マーケットで日本映画はほとんど流通しないので問題になりません。しかし本作は例外的に米国の劇場で大ヒットして、おまけにオスカーまで獲ってしまったので、それなりに大量に流通させることになり、低価格に慣れている米国では日本と同じ価格設定にできません。

いつもの日本映画のようにレア扱いできるなら、高額でも買ってくれる映画Nerd(重度のオタク)だけ相手にしていれば良かったですが、本作は一般受けが良いので販売機会を損失したくありません。

そこで東宝は米国では米国での標準価格で、日本は日本での標準価格にして、日本版だけに原価の低いおまけグッズやモノクロ版や特典画像の付属ディスクなど、大量のおまけをつけることで価格差の説明要素(マーケティング用語では『付加価値』と呼ぶ)にしたのだと思われます。


以下、個人の感想です:

個人的には以前にも書きましたがマイナスワンのモノクロ版には全く魅力を感じません。さらに、メイキングや舞台挨拶やトークショー映像にそこまで興味がないし、各種おまけグッズは邪魔としか思えないので、高価でおまけマシマシの日本版は、私が購入する選択肢にはなり得ません。(断言)

それよりは、英語版字幕がついてる米国版の方が単純にアイテムバリューが高いです。安価だから良いではなくて、そもそもパッケージとしてこちらの方が価値を感じます。それで価格が安いのだから米国版の完全勝利です。

英語字幕版は昨年12月に映画館で観たときにとても良かったし、最近でもYouTuberのリアクション動画でその一端を観れますが、あの大袈裟すぎる演技が字幕を読む作業で適度に緩和されてちょうど良くなるという魅力があるので、作品の評価が上がるというマジックが付いてくるのも大きいです。

町山智浩氏が「ゴジラマイナスワンは台所でご飯の準備をしながら耳だけで聴いて時々画面を観るだけでも話についていける朝ドラと同じ演出方法」みたいな説明をしていたと思いますが、まさにそんな感じです。字幕を読むことに脳を使っているぶん、目や耳から入ってくる大袈裟な演技がちょうど良く減退するのです。(笑)

為替のドル円も先月の160円台から、今は140円台まで下がりましたから、輸入盤を買いたい人には追い風かもしれませんね。

でも私はちょっとこの商品に不満がありまして。それはNetflixで海外からのみ視聴できる英語吹替音声が収録されてなさそうなことです。それが無いなら、ちょっと買うつもりにはなれないかなー。

(了)

最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ「読んだよ」の一言がわりにでもスキを押していってくださると嬉しいです!