
3月に観た新作映画
令和6年3月に観た新作映画は 7(+6)本。
フェイバリットTOP3は…
🥇:デッドデッドデーモンズ(略)前章
🥈:デューン砂の惑星パート2
🥉:アメリカン・フィクション
4:ドッグマン
5:ダムゼル運命を拓きし者
6:アイリッシュ・ウィッシュ
7:恐怖の報酬
オッペンハイマーは昨年鑑賞済みだったのでランキングから除外しましたが、含めれば当前1位です。
旧作では『テルマ&ルイーズ』が最高でした。でも次いで『荒野の用心棒』もかなり良かったなあ。
以下、観賞後のツイートを引用しながら、一言添えていきます。(*ブラウザのリーダー機能によってはツイートが表示されない場合があります)
▼デューン砂の惑星 PART2
『デューン砂の惑星 PART2』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 8, 2024
凄かった。圧倒された。現実世界の嫌なことや悲しいことも全部忘れて楽しめた。
前作より一般受けも批評家評価も高いのは納得。ただ個人的にはパート1の方が好きかも。2ではドゥニらしさが薄まったような気がする。…まあもう一回観たら評価が逆転するかもしれんけど。笑 pic.twitter.com/0qa6wikpf8
先行公開のレイトショーに馳せ参じたのですが、その日(3月8日)はたまたま鳥山明氏の訃報があったので、現実世界の嫌なことを忘れられたと言うツイートになりました。完全に未知の世界へと連れていってくれる本作には救われました。
『デューン砂の惑星 PART2』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 16, 2024
DolbyCinemaでおかわり。私の意見をはっきり言おう、総合的にはIMAXレーザーGTよりドルビーが上だ。画面サイズがずっと2.39のスコープで固定なので観やすい。
砂虫に乗る主観シーンを筆頭に迫力を重視するならIMAXに軍配。だがスコープ版でも全然問題なく良かった。 pic.twitter.com/mLjEcEt6Qs
3月15日の正規公開後に改めてDolbyCinemaで観覧しました。一つ言っておきたいのは、本作はIMAXレーザーGT(フルサイズ)で《すべて》を観るよりも、ドルビーシネマでスコープに縁取られたエディションを観る方が、映画としての満足度は高まります。レーザーGTは画面サイズの切り替えが多くて集中力を削がれました。
デューンPART 1では砂漠に入った後はずっと1.43が続くのでIMAXレーザーGT(グラシネ池袋;大阪エキスポ)で観るのが最高だったのですが、PART 2では1.43と1.90の切り替えがやや多すぎるので上記2館以外のIMAXシアターが個人的にはオススメです。

ちなみにドルビーシネマ等の2.39:1のスコープ幅でも、前方中央付近の席に座れば大迫力のサンドウォームを体感できますので、IMAXが近隣にない方もぜひ映画館で観ていただきたいと思える素晴らしい映画でした。
▼ドッグマン
『ドッグマン』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 13, 2024
すごく不思議な映画!オープニングショットがいつものローアングルでベッソン観に来たぜー!って高まった。僕に優しくしてくれたのは犬とドラァグクイーンだけでした…ってそんなことあるかーいwいつものベッソンらしい軽口があまり無いのは少し寂しかったかな。音楽の使い方が良き。 pic.twitter.com/Vy79Ne47vk
リュックベッソンの進化し続ける感じは良いですね。
▼●テルマ&ルイーズ
『テルマ&ルイーズ 4K』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 12, 2024
4Kレストアなのに4K上映が無い…という不遇を立川シネマシティが救済してくれたので、有難く堪能してきた。名作だよね。そして映像が本当に美麗。アメリカらしいロードムービー。同じ映画を今から作ったら絶対にあんな結末にならない。そんな脚本も面白い。そしてブラピ若い! pic.twitter.com/POiBBhL9Df
リドリースコットは若い時期からずっと強い女性を描いてきました。
▼アメリカン・フィクション
『アメリカン・フィクション』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 17, 2024
売れない黒人作家がプライドを捨てて《白人が求める黒人小説》を偽名で書いたら爆売れしてしまい、正体を隠しながら奔走する社会派コメディ。主人公は中年男性で、家族が抱える様々な題材(離婚、不倫、介護、熟年結婚、同性愛)も相まってアカデミー賞も納得の脚本。 pic.twitter.com/rdgFEEf8yw
ラストの展開が非常に映画的だなあと感心して調べたら、やはり原作小説にはなくて映画として再構築されたものでした。これこそまさに小説から映画へのクレバーな変換であり、オッペンハイマーを破ってアカデミー最優秀脚色賞に相応しいポイントだと言えるでしょう。(米国アカデミー会員がそこまで把握していたのかは不明ですが)
▼ダムゼル:運命を拓きし者
『ダムゼル』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 20, 2024
中世の欧州を舞台としたダークファンタジー。第1幕の優雅なお姫様パートから第2幕の地下洞窟パートへの転落が激しくて素晴らしい。撮影監督ラリーフォン&制作設計パトリックタトポロスなので時折エンジェルウォーズやBVSのようなシーンも出てきて楽しい。 pic.twitter.com/pUvenMt8MF
細かな設定へのツッコミ要素はともかく、主人公が洞窟の閉所を逃げ回るシーンは怖くて良かったです。
▼●π〈パイ〉デジタルリマスター
『π〈パイ〉デジタルリマスター』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 21, 2024
1998年公開のダーレン・アロノフスキー監督、衝撃のデビュー作を映画館にて。初見。予想よりずっと激しい音楽で、90年代臭くて微笑ましくなった。そりゃそうだよな監督当時29歳だもん。近年の作品に比べれば荒削りだが、本作はそれが良い味を出してる。 pic.twitter.com/E51jKwEyJU
▼君たちはどう生きるか(英語吹替版)
『君たちはどう生きるか』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 22, 2024
英語吹替版(日本語字幕)で再観覧。
半年前の初見時と基本的な解釈や感想は変わらず。二回目だから多少は各場面ごとの理解度が深まったかな、という感触。やはり宮崎駿の引退宣言として書かれた脚本だと解釈するのが一番正しいと思われる。(*実際に引退するかは別の問題) pic.twitter.com/M7wPGVJUb7
ロバートパティンソン、かなり演技を楽しんだのではないでしょうか。
▼●荒野の用心棒 4K
『荒野の用心棒』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 30, 2024
ありがとう4Kレストア&劇場上映。初見だったのでとても楽しめました。イーストウッドかっこよすぎる。荒木飛呂彦が公式コメントを寄せるのも納得の、男臭いクローズアップの連続が凄かった。ジョジョ1〜3部の読後感と似てる。続く2作品も観ます!映画ファンなら黙って観るべし。 pic.twitter.com/9t07aoVtwM
これは観て良かったです。
ワンハリの解像度を高めるのにも役立ちましたねー。
▼デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 30, 2024
すごい!めっちゃ面白い!ジャンルSFで円盤と宇宙人をモチーフにしてるけど、描いてるのは3.11が日本社会に与えた変化。日本人は観るべし。
原作漫画は未読だったが、今ちょうど期間限定無料なので後追いで読んでる。5月公開の後章も楽しみ。 pic.twitter.com/ISZgKDQ0sn
熱量の高いツイートが多かったので、観に行って正解でした。
▼●モンタレー・ポップ
『モンタレーポップ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 30, 2024
ありがとう4Kレストア&劇場上映。ジャニスジョップリンがまだ健康に見えて可愛い。ジミヘンドリクスは文字通りギターを燃やす。ラヴィシャンカルの演奏をなかなか見せない編集に最初はイラついたけど、直後に余裕でチャラにするくらいの長尺&超絶技巧の演奏が見られて大満足。 pic.twitter.com/5ISexg9HP3
シタールが凄すぎました。(笑)
▼オッペンハイマー
『オッペンハイマー』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 31, 2024
日本での初観覧はDolbyCinemaを選択。音響が素晴らしい。映像も綺麗で満足。やはり映画館で観てこその作品。
ただ、本作はIMAXの方が画面構図が優れている気はしたので、少し客足が落ち着いた頃を見計らってIMAXレーザーGTでもう一度観るつもり。あと35mm上映も必ず行きたい。 pic.twitter.com/ktyMT6tqtr
なぜでしょう、この映画はスコープが全然ハマらなかった気がします。同じノーラン監督でもTENETはすごく良かったのですが。来月あたりIMAXレーザーGTで再度観覧したいと思います。
▼恐怖の報酬
『恐怖の報酬』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 31, 2024
画面は文句なしに格好良いけど、物語と脚本はメチャクチャであまり集中できず。超有名映画のリメイクだったので期待しすぎたかな。音楽がすごく良いなーと思って観てたらエンドクレジットで主要キャストの次に音楽エリックセラと表示されて、なるほど道理でと納得した。 pic.twitter.com/T9HyAPC2ZU
ビジュアルからは浪漫を感じたけど、それだけという印象です。
▼アイリッシュ・ウィッシュ
『アイリッシュ・ウィッシュ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) March 31, 2024
最近シリアスな映画ばかり観てたから息抜きしたくてゆるそうなラブコメを。リンジーローハンが地味女を演じてるってだけで面白い、というか出オチ感は正直あるが、後半でさりげなく回収される伏線やオチがなかなか痛快で面白かった。アイルランドの自然が美しい。 pic.twitter.com/O3XikJrgIs
何も考えずに観たい時にちょうどよい塩梅でした。
▼さ〜て、来月の映画館は?
4月公開作品で気になるのは…
●ピアノ・レッスン(3月キャリーオーバー)
●夕陽のガンマン(3月キャリーオーバー)
●続・夕陽のガンマン(5日)
●フォロウィング(5日)
●ローマの休日(日本語吹替版)(5日)
REBEL MOON パート2 傷跡を刻む者(15日:Netflix)
シティハンター(25日:Netflix)
ゴジラ×コング 新たなる帝国(25日)

4月はちょっと新作で気になるものが少ないですね。
ゴジラは正直スキップするかもしれません。MCUにおけるマーベルズみたいな完成度だと思うんですけど。(*ヒットするかどうかはまた別の話)
オッペンハイマーはIMAXと35mmでおかわりしに行きます。
来月(以降)も楽しみです。
(了)
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