ショットの質と安定
「フェデラーのように○○したい」
そのような希望をよく耳にします
私も、フェデラーの大ファンです
お気持ちはわかります♪
これまで数百以上の動画や静止画
テニス雑誌を見ては
どうやっているのだろうか?
真似できるところはないか?
最終的に動画の
スローモーション映像を観て
気づいたのですが
《とにかく準備が早いので
質の高さにつながっている》
例えば、皆さんがラケットを引いて
フォアハンドストロークで打つ際には
愛好家の場合は、上から回したり
勢いよく引いたりする
上半身のみの動きを真似る方が大半です
一方で、選手の場合は、足も上半身と
同調してリズムを取りながら
打球体制に入っております
これにより、振り遅れがほぼない
打点の高さに対して対応する
アジャスト能力が高いのです
子どもたちのレッスンでは
下半身→股関節を使った動き
フットワーク→間を埋めるリズム感
この2点を意識させるように
進めております
以前の記事で紹介しました
3つのCについて再度お話しします
正確性 コントロール
安定性 コンスタンティ
継続性 コンティニュー
どれも大切でこれらのクオリティーを
上げるように練習に取り組んでいます
一般のテニス愛好家の方や
フェデラーファンの一部の方は
ショットの質だけを求めて
安定性については意識が低いように
感じることが多いです
*ボールのスピードやスイングスピードを
プロ選手並みに行っているから
プロ選手のボールスピードについて
グランドスラム大会での調査結果です
1R目で敗退する選手の中で
決勝まで勝ち上がるフェデラーよりも
ボールスピードが速い選手が多い
このような結果が出ております
速いボールが打てる=勝てる選手
これは間違いです
フェデラーは
「遅いスピードを打てるようになってから
ショットの正確性が上がりました」
試合で使えるスピードとは
今一度見直しても良いかと思います
私も、試合に出始めの頃は
1R敗退が続き悩んでおりました
そこで、フットワークの質の向上に
取り掛かりました
また、憧れのスピードボールを封印して
とにかくコートに返すことのみを
徹底しました
すると結果が表れてきました
1R敗退→ベスト8→ベスト4
勝ち上がることが多くなりました
結論を申し上げますと
プロ選手は、見えない陰の努力が
あってのパフォーマンスです
質を上げる前に安定性を積み重ねる
練習と献身的なフットワーク(サボらない)
いかがだったでしょうか?
プロに憧れるのは素晴らしいことです
真似から入るのも良いです
選手のフットワークを真似るのも良いかも
(かなり疲れます)
自分に合った方法でアジャストする
工夫をされてみることをおすすめします
最後まで読んで頂き
ありがとうございました🙏