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走りながら夜風を身体全体で感じる

仕事終わりに軽く走る
人もまばらな時間
車通りも少なく夜の帳が街を覆う

走りながら考えること
それはいかに気持ちよく走れるか
そして自分の身体と話せるか
走っていると身体は正直なものでサインを発し私に言葉のないもので語りかけてくる

その語りかけに耳と心を傾ける
今はここに疲れが溜まってるよ
今はここが痛いよ
いつもと同じペースなのに心拍数が高いよ
少しいつもより息苦しいかも
身体の疲れなのか心の疲れなのか

そして色々なことが頭の中をよぎる
思考が止まらなくなる
走りながら流れていく景色すら見えなくなる
聴いている音楽すら耳に入ってこない

しかしある程度の距離を走ると今度は走ることに集中できるようになる
すると流れる景色と聴いている音楽がとても心地よくなりたまに吹く夜風を身体全体で感じることができる
これぞ夜ランの醍醐味かもしれない

身体は1日毎に時を刻んでいく
何もしなければ毎日劣化していく
これは生きているので仕方がないことだ
細胞は老化していくのだから

しかしその老化を遅らせることは出来る
脳から身体の隅まで信号を送り細胞を活性化させる
それが運動であると信じている

ランニングでも筋トレでもいつでも私は昨日の自分と戦っている
戦うべき相手はいつでも自分である
負けたくない

負けないためには自分をよく知ることだ
負けたくないから無理をして怪我をしたら元も子もない
いかにケアをして負けないための自分を維持していくかがこの歳になると大きな課題である

もちろん20代の頃の自分には体力では勝てないだろう
しかし私には今20代の頃になかった知識と知恵がある
だから総合点では絶対に負けてない

と信じて今日も頑張ろう

昨日の自分に負けないための今日に感謝
「有難うございます」

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