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ザ・フラッシュ【Jシネマレビュー#36🎬】

久しぶりの映画鑑賞&レビューになります。

DCコミックの新作「ザ・フラッシュ」を公開初日に鑑賞してきました😎

近年のアメコミ映画で流行り?となっているタイムリープ作品ですが、DCらしさも見られて満足の一作でした!

↑あくまで個人の感想です

・内容     13
・演技演出   17
・視覚効果   14
・音楽     15
・エモーション 16

タイムリープ作品は、時系列がごちゃごちゃになり、理屈的に通らない部分が必ず出てきてしまうのですが、そこも含めて「タイムリープだから」と自分に言い聞かせて納得するように観ています笑

今作でもそのようなシーンがいくつかあったので、内容的にはやや厳しく付けております。

とはいえ、演出面ではマイケル・キートン、ジョージ・クルーニー、ベン・アフレックと言った過去作のブルース・ウェインらが集結した感動がありましたし、シーンはわずかでしたが、ワンダー・ウーマンやアクアマンの登場は、作品に華を持たせたと思います。

それぞれのキャラクターが出てきたときには、それぞれの作品のBGMが挿入されるところもテンションが上がります。

さて、主役のザ・フラッシュことバリー・アレンですが、演じたのはエズラ・ミラー。
プライベートでいろいろあったようで、作品が無事公開されて本当に良かったです。
これほどの豪華キャストを揃えていますから、お蔵入りになどできないですよね😅

作品の大半は、陽バリーと陰バリーの2人(1人二役)で進んでいくことになるのですが、同一人物という気味の悪さを感じないほど、2人のキャラクターが別人に見え、そこにエズラ・ミラーの演技力の高さを感じます!

バリー・アレンの陽気な性格と、暗い過去のコントラストが非常に巧く顕れていて、素晴らしかったです👏


フライヤーはこちら

"人間味あふれるDCの良さを体感"

⚠️ネタバレがあるのでご注意ください。

DCが貫いてきたシリアス路線というものは、ザ・バットマンやジョーカーでは継承されておりますが、今作はバリー・アレンの性格もあって、かなりジョークの効いた作品になっております。

ただし、バリーの家族が、母親は殺人で亡くなり、父親はそのえん罪で捕まっているという状況であるため、悲劇の過去を持つ主人公としてバリーは描かれているのです😢

バットマンことブルース・ウェインも、彼が子どもの頃に両親を亡くしており、そうした共通点もあってブルースとバリーは師弟関係のような間柄になっていくのです。

ザ・フラッシュというタイトルではあるものの、バットマンの登場が多いのは、フラッシュが存在するためにはバットマンの影響力無くしては成り立たないということもあるでしょう。

まあ、タイムリープの部分でバットマンのキャスティングが豪華すぎたため、そちらに注目が向いてしまったことは否めませんが😅

しかし、マイケル・キートン、ジョージ・クルーニー、ベン・アフレックといった、かつてのブルース役の俳優が揃い踏みだったことにはバットマンファンは大興奮だったのではないでしょうか?

話を戻しまして、ザ・フラッシュでは、バリーは過去に戻って未来を変えようとします。

バリーは、母親が買い物の際に、彼の好きなパスタのトマトソースを手に取らなかったことが、結果として彼女の死へつながったと想像し、トマトソースを手に取らせようと、買い物の場面へタイムリープします。

単純に殺人直前のシーンに移るのでは無く、何の変哲も無い日常的なシーンへタイムリープするところに、この作品の良さを感じましたし、そこが結果的に母親からバリーへの愛情が見える感動的なシーンを導いているのです。

バリーは、結果として過去は変えられても運命は変えられないということに気づきます。
そして、今現在の行動を見直せば、良い未来が導けるかもしれないということにも気づきます。

娯楽だけで無く、しっかりと人間味のあふれるストーリーを描き出すところに、DCらしい魅力を感じました!

"マルチバースが実現した世界線"

かつてのブルース・ウェイン役が次々と登場したことは、前のチャプターでも触れましたが、その他にもエモいシーンがありましたので、振り返ってみます!

まずは、ワンダー・ウーマンやアクアマンの登場です。
彼らの登場で作品に華がもたらされたと説明しましたが、ジャスティスリーグとのつながりを考える上でも大事な登場と言えるでしょう。

スーパーマンにおいても、クリストファー・リーヴ演じたスーパーマンが出てきたり、ニコラス・ケイジがスーパーマンだったらという演出も見られ、非常に面白かったです😆

DC映画初参戦となるスーパーガールの存在や、一瞬聞こえたジョーカーの笑い声など、さまざまな要素を組み合わせ、DCコミック作品の歴史をフラッシュバックするような構成を楽しむことができました。

このように、大胆な演出から小ネタまで、かなりこだわり抜かれて作られた2時間半の作品であったと思います🧐

DC作品の展望にこれからも注目していきたいです!!


キャスト
バリー・アレン / フラッシュ
- エズラ・ミラー
少年時代のバリー・アレン
- イアン・ロー
カーラ・ゾー=エル / スーパーガール
- サッシャ・カジェ
ゾッド将軍
- マイケル・シャノン
ヘンリー・アレン
- ロン・リビングストン
ノラ・アレン
- マリベル・ベルドゥ
アイリス・ウェスト
- キアシー・クレモンズ
ファオラ=ウル
- アンチュ・トラウェ
ブルース・ウェイン / バットマン
- マイケル・キートン
ブルース・ウェイン / バットマン
- ベン・アフレック
アルフレッド・ペニーワース
- ジェレミー・アイアンズ
トーマス・カリー
- テムエラ・モリソン
パティ・スピヴォット
- シアーシャ=モニカ・ジャクソン
アルバート・デズモンド
- ルディ・マンクーソ
アル・ファルコーネ
- ルーク・ブランドン・フィールド

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