ソー:ラブ&サンダー 【Jシネマレビュー#28🎬】
マイティ・ソーシリーズも4作目であり、MCUシリーズの29作目の作品🎥
マイティ・ソーの力を授かったジェーン・フォスターの強さと美しさが光る内容となっていました!
↑あくまで個人の感想です
・内容 12
・演技演出 15
・視覚効果 16
・音楽 15
・エモーション 14
後のチャプターでも触れますが、ナタリー・ポートマンの役作りには、感服しました😆
演技力に加え、役者としてのプロ意識の高さが窺えましたね。
稲光の青や神々しい金を基調としたCG演出のクオリティーの高さは圧巻で、今冬に公開されるアバターの新作に余計な不安を抱くほど、綺麗な視覚効果となっていました笑
音楽もガンズ・アンド・ローゼズの曲を中心に、ロックが効いていて、オープニングムービーからエンドロールまで格好良さがありました⚡️
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”勧善懲悪なシナリオ終焉の時代?”
⚠️ネタバレがあるのでご注意ください。
前レビューのバズ・ライトイヤーでは、ヒーローとヴィランの対決に重きが置かれなかったということに触れました。
今作でも、そのような展開となっていましたが、これは勧善懲悪なストーリーシナリオの終焉の時代が訪れているのかなと思います🤔
確かに今日では、戦争や暴力というものが現実社会でも起こっており、映画というコンテンツにおいても、そのような要素で人が人を傷つけるというような設定は作り難い時代にあるのかもしれません。
もちろん、ヒーローがヴィランを倒すという王道のストーリーは面白いですが、その時代に合わせたヒーロー像というものがあって良いですし、大人から子供まで楽しめるという意味では、教育的な部分や社会的な部分を適度に入れ込むということも、作品を創る上で大切なことだと思います。
今作では、ヴィランである神殺しのゴアを”倒す”のではなく、”改心させる”というところに帰結します。
命を”奪う”のではなく、”つなぐ”というところに、今までの時代のヒーローものでは無かったような展開を見ることができました。
MCUの作品の今後の構成が、どのようになっていくかも楽しみなところです🙂
”現実の厳しさを敢えて写した?”
マイティ・ソーでは、いい意味でヒーローらしからぬギャグや演出というのも多いもので、今作でも全裸になったり、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのキャラクターたちとの掛け合いがあったりと、そのユーモアが作品にテンポを持たせています。
しかし、そのジョークも笑えないほど、現実の厳しさが描かれていたところに意外性を感じました😦
ゴアの語った「来世でも報われない」と言った発言や、ジェーンの「癌には科学の力だけでは勝てない」と言ったセリフから、現実の厳しさというものを感じました。
しかし、特に後者のジェーンの境遇については、次作がブラック・パンサーのワガンダ・フォーエバーでもあることから、ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンがステージ4の癌の末にこの世を去った厳しさというものを照らし合わせているように思えました😢
ヒーローであっても病には勝てないのだということを示しているように写りましたね…
ただ、今作でそのような爪痕が残ったことで、次作のブラック・パンサー・ワガンダ・フォーエバーにも期待が持てましたし、病に倒れてもヒーローとして闘い続けたチャドウィック・ボーズマンの勇姿へのリスペクトというのも感じ取ることができました!
"才色兼備ナタリー・ポートマンの魅力"
主演のクリス・ヘムズワース以上に目立っていたのが、同じくマイティ・ソーとして復活したジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマン。
鍛え上げられた身体で敵と戦うシーンと病弱で弱り果てた姿の両方を演じた彼女に、俳優としてのプロ意識の高さを見ることができました!
もともと子役の頃のレオンに始まり、スター・ウォーズのパドメ役での人気やブラック・スワンでの力の入った演技など、彼女は若い頃から一線で活躍してきましたが、その美しさを保ちながら、実力も着実につけた印象があります!
個人的には、彼女の礼儀正しさであったり、6ヶ国語堪能な知性であったりと、演技や美貌にに加えて、内面も備わったまさに才色兼備な女優さんだと思いますし、私が好きな女優のベスト5には確実に入ってきます😆
今後も彼女の作品には、引き続き注目して、鑑賞していきたいと思います!!