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短歌 三首 その六 浮舟

  宇治川の畔にて浮舟に想いを巡らす

★名のごとく波に攫われ渦を巻き想いを閉じて揺れる浮舟
 
★まつろわぬ恋の宿命を浮舟は磔刑がごとく我が身沈める
 
★その刹那嘘はなくとも溺れゆく性は忍びぬ哀しみ尽きて

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