人は過ちを犯す生き物である
中学3年の夏頃であったであろうか....
長屋暮らしも慣れて来た....
近所のお風呂屋さんでは
すっかり馴染み客となり...
名前も知らない
多くのおばちゃん達が
入れ替わり立ち替わり
私の背中をせっせと流してくれるまでに..
とても仲良くなっていた...
....というより...
まるで母のように
優しくお世話をしてくれた....
そんな沢山の
母のような方々と
一緒にいると...
学校での話や
なんだかんだ...
いろばた会議に花が咲く...
私は
✨そんな毎日がとても幸福でした✨
気がつけば
ついつい....
お風呂屋さんに入り浸り...
2時間ぐらいはあっという間....
帰宅が22時頃になることもしばしば......
家にお風呂が無いことがこれ程までに
幸せなことかと感謝でしかない✨
それ程に
私にとっては
実に心地の良い...
唯一、安心の出来る
大切で楽しい居場所であった✨
ただ
そんな時は
決まって
父が帰宅している時があり...
💧怒鳴られる....💧
この日も
お風呂屋さんから
ルンルン気分に心満たされ
自宅に向かった....
玄関から光が漏れていた...
父が帰宅している...
....
一瞬で身体が強張る....
......
この長屋に越して来てからというもの...
父の不機嫌さは増していた...
基本的には
私をドライブに誘い
山に連れて行くと....
何処で捕まえてくるのか...
時折、草むらの中から
ニコニコしながら
野生のメジロのような鳥を捕まえてきては...
自宅に帰るなり
こまめに野菜をすり潰すなどして
丁寧にお世話が出来るほどの
優しい一面を
持った人であった....
しかし
人間にだけは
どこか不器用だったのであろう....
なので
私の行動や発言が
気に入らないと....
丸めた布団が飛んできたり...
ペンチなどの工具が飛んできたり...
手が...足が....飛んできたり....
怒鳴り声だけでは治らなくなっていた...
父の付き合う仲間達も...
比較的、少数......
ガラも悪めだった....
いろいろと心配はあったが...
自分の力でどうこう出来ることでも無かった...
ただただ
当時の私は
父の機嫌を損ねないように....と
注意力を向けるしかなかった
そんな
ある日...
父の友達が、
初めて私に洋服を買ってくれた....
どういう意図なのか....
しかし
せっかくのご好意を
断るすべも知らず....
笑顔で受け取った....
しかし...
これが...
とある【事件】
はじまり
だったのかもしれない....
ある夜
父が私に背中を向けて
いつもの様に
テレビを見ている時であった...
玄関ドアが
【ドンドン❗️❗️ドンドン❗️❗️】
と凄い音がなり
同時に
おじさんの怒鳴り声が響いた....
父は無視していた...
しかし
長屋のドアはもろい....
今にも壊れてしまいそうにガタついていた...
ようやく
重い腰を上げ
父が何かを言いながらドアを開けた...
そこに立っていた
おっちゃんは...
この前
私に洋服を買ってくれた方だった
息遣い荒く
今にも暴れそうな勢いで....
顔を歪ませ
そそり立っていた...
しかし
私に気がつき
少し
落ち着いて
部屋の中に入って来た.....
何やら
父と話しはじめた....
念のためお伝えしておくと
我が家は
玄関から6.7歩で
裏口外の洗濯場に出てしまうぐらいの
部屋の広さで
1Kあるかないかの
かろうじてキッチンとトイレは
付いている昔ながらの小さな長屋である...
故に....
内緒話も何もない....
話合いは目の前で行われる...
話の内容は
父がお金を借りていたようで
お金を返して欲しかったようだ...
加えて
私に買った洋服代についても
話がおよびはじめた....
私はすぐさま
おっちゃんにお詫びをして
お洋服をお返ししようとした...
その時であった....
父が.....
何か言った.....
その瞬間
取っ組み合いがはじまってしまった....
😱😱😱😱😱😱
マジか....
私は
兎に角
【止めなくては!!】
と.... 気がつけば
父とおっちゃんの間に
身体をくねらせ
おっちゃんの両肩を押すような形で...
謝りながら....
大人2人の間に入り
必死に引き離そうとしていた....
しかし
ガタイのデカイ
大人の男はびくともしなかった💧
心の中で
【誰かぁーーーT_T】
と叫んでいた.....
そうこうしていると...
警察官2名が
勢いよく
【バン‼️】
と
ドアを開け
土足で😱
上がってくるなり
父とおっちゃんを引き離してくれた
御近所の方が通報してくれていたようだ....
助かった.....
おっちゃんも父も
大きな怪我をすることも無く....
【ホッとした】ことは
今でも鮮明に覚えている
連行されて行くおっちゃん....
話を聞かれている父...
誠に....
人という生き物は.....
突如として
【争いという過ち】
を犯すものなのだなぁ〜と
感じずにはいれなかった...
私は....
力を使い果たし...
外の空気が吸いたくて....
玄関先に出た....
何気に....
長屋の外の入り口に目をやると
その付近には
沢山の野次馬がこちらを見ていた....
私は
そんな野次馬に気も止めず
肩を撫で下ろし...
夜空を見上げていた...
その日は星一つない
暖色系の街灯だけがカチカチと点滅を繰り返す
そんな暗い夜空であった......
【次の日...】
全身が........
筋肉痛に襲われたことは
いうまでも無い😑💧
人は実に短い
【人生という時間】の中で
多くのことに触れたり....晒されたり...
時に多くの【過ちを犯す生き物】
でもあると考えます。
しかし
いつからでも
何処からでも
他者にばかりに眼を奪われるで無く
自分の【生き方】や【考え方】というものは
自由に【選択】が出来るものです🌈☺️✨
その選択に【遅い】というものはありません💕
気づいた時が【チャンス】です☺️🌈💕
【おまけ】
なかなか
この時ばかりはどうなることかと思いました😅
しかし、お陰様で怪我人が出る前に
助けが入り....✨
通報してくださった方
警察官の方々には誠に感謝しかありません✨
この当時
とかく気の短い父は....
ある意味、己を全開放していたので💧💧
人様と喧嘩を勃発させてしまうことは
よくある事で.....💦😓
外に出かける度にヒヤヒヤする程でした😅
この後....
またしばらくして....
今度は
狭い我が家に...
突如として..
親戚が現れ...
共同生活がはじまります...
また記録していきたいと思います🌈☺️
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