十六夜の句・短歌【月齢11.8】
【月齢11.8】
旧暦:8月13日
月出:17:02
月没:02:09
帰り道願い呟く十三夜
我が想い二夜の月に閉じ込めり
空蝉むなし小舟の揺れて
季語|十三夜、後の月、栗名月、豆名月、二夜の月
「十三夜」とは、
旧暦9月13日をさし、日本古来よりお月見をする慣習があります。
旧暦8月15日の十五夜に対して「後の月」「後の月見」とも呼ばれます。
十五夜はお月見団子をお供えしますが、十三夜は収穫期と重なることから五穀豊穣を祝い、感謝を込めて栗や豆をお供えします。
「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれます。
古来の日本人は満月よりも、これから満ちていくある意味まだ未熟な十三夜をより美しいと感じたのです。
完璧であるよりも不完全であるものに魅かれる美意識、現代にも通じるものがあります。
「二夜(ふたよ)の月」とは、
中国から入ってきた旧暦8月15日の十五夜(中秋の名月)と、約1か月後(旧暦9月13日)の満月の2日前、満月には少し欠ける十三夜に行う日本古来のお月見の両方の「名月」を合せた呼び方です。
昔の人は、この十五夜と十三夜のお月見をセットで語り、どちらか一方しか見ないと片見月(かたみづき)といって、縁起が悪いとしたようです。
今年、2022年の十五夜は9月10日(土)、十三夜は10月8日(土)です。
片見月とならないように、両日どちらも見られるといいですね。
お月見楽しみましょう。
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