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「こっそり返歌」企画に参加しましたPart.8(復活編)
先週から、期間限定で復活したこちらの企画。
今週も、「こっそり返歌」企画に参加します。
↓
今週の元歌は、先週の返歌の中より、素敵なお二人の素敵な短歌💛
コメント欄にも書きましたが、萌える~(≧▽≦)💞
そして、燃えます🔥🔥
私が、コメント欄で書いた返歌をこちらに残します。
元歌① 大橋ちよ さん
空蝉の人の心は常ならむ
月もかなひぬ今は漕ぎ出でな
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返歌①-A 十六夜
我が想い二夜の月に閉じ込めり
空蝉むなし小舟の揺れて
返歌①-B 十六夜
届きたる雨夜の月に我が想い
空蝉濡れて羽に置く露
元歌② ふぅ。さん
この瞬間を忘れぬように胸の奥
何度も何度もシャッター切って
↓
返歌② 十六夜
仰ぎ見る秋空君の影踏まじ
横顔胸に忘れぬように
ここで、少しだけ十六夜返歌の補足解説を。
「二夜の月」とは、
中国から入ってきた旧暦8月15日の十五夜(中秋の名月)と、約1か月後(旧暦9月13日)の満月の2日前、満月には少し欠ける十三夜に行う日本古来のお月見の両方の「名月」を合せた呼び方だそうです。
昔の人は、この十五夜と十三夜のお月見をセットで語り、どちらか一方しか見ないと「片見月」といって、縁起が悪いとしたようです。
「雨夜の月」とは、
いくつかの意味が込められています。
まず、俳句の仲秋の季語に「雨月」というのがあります。
中秋の名月が雨のために眺められず、名月が見られないのを惜しむ気持ちが込められています。
子季語に、雨名月、雨夜の月、雨の月、月の雨
そして、「雨夜の月」のもうひとつの意味は、
現実にあるとわかっていても、実際にそれを目で見ることはできないことの例えとして用いられています。
転じて、「想像するだけで実現しないこと」「滅多にない珍しいことが起きること」という意味もあるそうです。
調べてみると、12世紀に日本で編纂された勅撰和歌集の『詞花和歌集』の中に、「雨夜の月」を使った歌があるそうです。
影見えぬ君は雨夜の月なれや 出ても人に知られざりけり
「空蝉」とは、
まず、辞書的な意味では、
・この世に現に生きている人、転じて、この世、うつしみ
・蝉の抜け殻、また、蝉
俳句では、晩夏の季語
子季語に、蝉の殻、蝉の抜殻、蝉のもぬけ
そして、空蝉といえば、「源氏物語」第3巻で光源氏(17歳)と空蝉の歌が有名です。
空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな
(意訳:蝉が抜け殻だけを残して行ってしまった木のように、衣だけを残して去ってしまったあなたを懐かしく思います)
空蝉の羽におく露の木がくれてしのびしのびにぬるる袖かな
(意訳:蝉の抜け殻の羽につく露のように、木陰に隠れて人目を忍んで泣いては、袖を涙で濡らしています)
今回の十六夜返歌の①-Bでは、この空蝉の返歌を少しもじった歌にしています。ちよさんの元歌も、もともとは、有名歌(万葉集)のもじり(ご本人曰く、パロディ)だったので、ちょっと真似してみました。
(*´▽`*)✨
おそらく、ちよさんの元歌はこちらかな?(まど夏さん推測による)
私もそうかな?と思います。!(^^)!
熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
以上、補足解説でした。
もし、間違いあればご指摘くださいませ。
(^▽^)/
さて、今週の「こっそり返歌」のあとは、こちらもいかがでしょうか?
今、ちょっとブームになってます。
(*´ω`*)
十六夜杯プレ企画として、昨日から始まった#名刺代わりの一句
もぜひ、見てください。
よろしければ、チャレンジしてみませんか?
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昨日までの参加作品は、何ともゴージャス✨な美術館に展示されています。
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