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<創業ストーリー>店舗運営のDXにより日本の生産性と満足度向上に挑戦する

こんにちは。イクシアス株式会社 (IXYAS, Inc.)  代表取締役CEOの内藤と申します。

2024年、当社IXYASはプレシリーズAの資金調達を実施し、日本中のたくさんのお客様へのさらなるサービス展開に向けて、変革期を迎えています。
そこで、これまでのコーポレートサイトやサービスサイトやプレスリリースでの固い発信だけではなく、弊社のnoteを立ち上げて、これまでと違った視点で当社の活動の背景・想いや工夫を世の中に発信してみよう、ということになりました。
これから、定期的にIXYASの様々なメンバーも記事を発信させていただきますので、少しでも見ていただけたら嬉しいです。

僕からの今回の記事では、僕がなぜIXYASを創業し、「STOREPAD」を生み出したのか、また、そこに至る僕の人生・経歴、を改めてちょこっとお話ししたいと思います。


そもそもIXYAS って??

IXYASは、まだまだ先端技術を活用したDXにハードルを感じる方の割合も多い「店舗事業者」様に向けて、AI・RPA・API等の自動化技術実装をすることをご支援し、"お店は本来の潜在能力を発揮し、お客様(消費者)は多様な人生を豊かにするサービスの情報を納得感持って知れる"、そんな、あるべき社会に進化する一翼を担い、日本の街を、より楽しく・強くするということを目指している企業です。

第一弾の中核サービスとして、店舗マーケティング統合管理SaaS「STOREPAD」を開発・提供しています。
「STOREPAD」は、複雑化する店舗集客環境の中で、様々な集客媒体での対応に苦労・対応不足を感じてしまっている店舗事業者様に対して、AIやRPAやAPIと呼ばれる情報コミュニケーション自動化技術を活用して、一つの画面で複数媒体での情報更新・発信や口コミ対応・分析を一括管理・最適化できるシステムや人的支援を提供し、店舗の集客成功やその効率化・工数/コスト削減をお手伝いする、BPaaSと呼ばれる形態のサービスです。

具体的には、Googleマップ、SNS、自社サイト、国内ポータルサイト、インバウンド向けメディアなど複数の集客媒体と連係し、店舗情報の更新・発信、クチコミ管理、分析、上位表示対策などを一元化して効率的に行えるプラットフォームシステムとそれに関連した運用代行サービスの提供を行なっており、システムの機能の豊富さやリーズナブルでかゆいところに手が届く人的支援の充実、専門知識不要の使いやすさから、飲食事業者様や宿泊事業者様、美容事業者様など、”店舗”を持つ様々な事業者様に選んでいただき、日本中で導入店舗を拡大させていただいております。

内藤のこれまで(学生〜リクルート社時代)

-ベンチャー企業やインターネットサービスに興味を持った、中高校生時代

埼玉県川越市で生まれ育ち、足が速いことくらいが取り柄の、スポーツとバンドミュージックが好きな普通の学生、という感じでした。そんな中、高校生時代からビジネス、特にベンチャービジネスやインターネットサービスに強く興味を持ち始めました。

インターネットに触れたのは、中学にあがる頃、MicrosoftのOSがWindows95の時代に「SOTEC(ソーテック)」という今は無きブランドの格安パソコンを父親に与えてもらったことがはじまりです。
今となっては中学生でパソコンというのは当たり前ですが、当時としては周りの友人よりはインターネット経由の情報やパソコン知識を得る環境があり、興味のある情報をインターネットで深く調べたりしていました。そしてギターにはまったことをきっかけにYAMAHA社のXGworksという音楽制作ソフトで作曲の(超)真似事とかをするなどして、パソコンで遊んでいる学生でした。

そこからベンチャービジネスに強く興味が向かっていったのは、振り返ると僕が高校2年生の時に父親が亡くなったことが一つの大きなきっかけだったと捉えています。
人の死に触れたこと、また長男でもあり、漠然と「力を持ちたい、早く大人になりたい、生きた証を残したい」という気持ちを持ち始めた中、当時のインターネット隆盛期に拡大し注目を集めるネットベンチャー企業の情報をネット記事で見漁り、「すげー、おもろいー」とワクワクを感じ、「いつかは俺も仲間とこんなおもしろいことして、価値ある人生にしたい」といったような感覚を持っていったんだと思います。

-ビジネスへの興味からちょこちょこと行動を起こし始める大学生時代

部活中心で、そんなに勉強は頑張れない高校生でしたが、埼玉県の中では進学校と言われる部類の高校に通っていた環境の中、大学に進学しました。やはり商売に興味を持っていたことから、経営・経済・商学部を受験し、経営学部に入学しました。バンドサークルに入り大学初期はサークル・音楽を楽しんでみたりしていましたが、ベンチャービジネスへの興味の方が強く、大学2年時からは個人EC事業をやってみたり、大手人材派遣会社の飛び込み訪問営業のバイトをしてみたり、謎に簿記・シスアド(情報技術資格)の資格を取得してみたり、ベンチャー企業研究のゼミナールに所属してみたりと、ビジネスの興味から、(全然そんな感じではなかったですが)文字にしてみると真面目な感じの行動をちょこちょことやっていました。

そして、それらの活動のうちベンチャー企業論のゼミの仲間といるのが特に面白く、よく朝まで飲む仲間となり、その仲間と学生ベンチャーといいますか「広告付き無料ルーズリーフ事業」の立ち上げを行いました。最初は2人の規模でゼロから全てを担い立ち上げを行ったのですが、結果、大企業からも広告費を頂戴でき、様々な大学の学生に無料配布することができました。知人ではない大学生が授業で使ってくれていたりする姿を見た時には、強く喜びがこみあげ、事業立ち上げ・ビジネスの面白さを感じることができました。

その経験は非常に面白かったのですが、逆にその経験から、もっと社会に大きなインパクトを与えるビジネスをやりたい、それができる力を最短でつけたいという気持ちを抱いたところもあり、2009年、新卒のタイミングで株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)に入社することにしました。

-次の時代の会社や社会を考える、面白い仕事をさせてもらったリクルート時代

リクルートでは、新卒入社タイミングから新規事業開発専門部署に配属となりました。
そこでデジタルコンテンツ事業を立ち上げ、その事業で2011年にリクルートの100%子会社として会社を設立させてもらい、当時で150人規模のベンチャーの事業開発や、経営企画室長として経営企画・経営管理を担当しました。
その後は、リクルートのR&D本部の戦略統括業務を担当した後、2015年からリクルートのコーポレートベンチャーキャピタル部門を担当し、ファンドのシニアヴァイスプレジデントに就任し、ベンチャー企業への出資を通じた提携・事業開発を長く担当させてもらいました。
一貫して、次の時代のリクルートや社会を考える、新規事業・中長期成長開発など、面白い仕事をやらせてもらったと感じています。

イクシアスを創業し、STOREPADが生まれた背景

さて、ここからが本題ですね。なぜイクシアスを立ち上げようと思ったのか。それは"自分達ならではの発想で、「店舗」から日本の生産性を向上したい"と思ったからです。

日本中に数百万ある「お店」は(たとえば飲食店、宿泊施設、理美容店、医療クリニックなど)なかなかDXが進まず、非効率が残され過ぎていると感じていました。
それぞれの「お店」は様々な情熱や個性をお持ちでありながらも、複数店舗運営により知見統一に難しさがあったり、業種専門知識が豊富な人材で人員が構成されていることからマーケティング専門家は置いていないことも多い。そういった特性等も影響していると思います。情報コミュニケーション手段が複雑化したIT社会の中では、最適に情報をお客様にお届けできていなかったり、非常に煩雑な業務を非効率的な努力で頑張ってしまっていたりと、潜在能力を発揮しきれていないケースが増えている状況だと感じました。

その想いがうまれたのは、リクルート時代に見ていた情報からでした。
リクルートの事業領域も関連し、グローバルにおける店舗DX事業のスタートアップへの投資が行われており、アメリカを中心とした海外のサービス業と日本のサービス業の双方のデジタルツール利用状況の情報が入ってくる環境でした。
そこで再認識したのは、海外では中小個店の店舗事業者でも各SNSやメディア、SaaSでの情報発信・CRM活用 ・Web接客対応などを頑張ってもしくは自然に実行している店舗の割合も多く、関連支援SaaSも顧客を一気に拡大している状況であった一方、日本ではサービス業において圧倒的人材不足が予測されているなかで、デジタルリテラシーの問題や新規サービスの導入に対する保守的な考えから、一部の大手企業しか本当の意味でのDXは進んでおらず、集客は業界向けポータルサイトや広告代理店さんにおまかせという企業も多数で、日本の店舗のDXは実態も意識も遅れている、ということ。

これじゃあ日本の生産性が低下して国の競争力や元気がなくなっていくのは必然だ、という悲しさや危機感を感じました。
それと同時に、これは解決すべき課題でありビジネスチャンスだ、とも感じたのです。

そんな想いから動き出すことを決意し、これまで仕事をしてきた中で最も好きな信頼する仲間に「ここを解決する事業を作る、価値ある楽しい会社を作りたい」という話をしたところ、皆がすぐに「一緒にやりましょう」と言ってくれて、すぐにプロジェクトが開始し、それが、IXYASの始まりとなりました
そして自慢の企画開発力で、テンポの良いスピードでサービスの原型を仲間たちと作り上げ、その後これまでにない真の一括管理・効率化・最適化を目指して進化したものが、今のSTOREPADとなります。

想い

当社が注力している生成AIやRPA等の最新の自動化テクノロジーを、日本中の店舗事業者様に、小難しくなく誰でも活用できる形で、そして挑戦可能な費用感で、一刻も早く実装する、ということは、誰がやるにせよ日本にとって必要なことだと思っています。

日本の「お店」のサービス力は、世界中でも高い評価を受けることの多い、素晴らしいものです。その「お店」の情熱や努力が馬鹿を見ることなく適切にお客様に届き、国内外から人が訪れ、事業力が向上しそしてまたサービス力がさらに向上する、という流れを創ることは、日本の街を楽しくすることであり、そして、日本を強くすることだと考えています。

IXYASは引き続き、日本を楽しく・強くするため、現在のマーケティング領域のご支援のみならず「お店」の事業運営の在り方を幅広くアップデートするプラットフォームサービスとして事業を進化させながら、ミッション実現のために当社一同全身全霊で取り組んでまいります。

このnoteを通して、僕らの挑戦を少しずつみなさんに知っていただき、この挑戦を見守ったり、もしくは一緒に挑戦したりしてくれる人が現れてくれたら、とっても嬉しいです。

どうか温かい目でご覧いただけると幸いです。よろしくお願いいたします!!

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