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元美容師の私がイクシアスに入社を決めた想い

はじめまして。
イクシアス株式会社でセールス部戦略企画推進ユニットマネージャー兼マーケティングユニットマネージャーをしております遠藤と申します。

イクシアスには2023年10月に入社しました。
業界大手からスタートアップへの転職であったことや、年齢・プライベートの状況もあり、転職に関しては色々と葛藤もありましたが、結果的に後悔のない良い意思決定が出来たなと思っています。
今回はこのような機会をいただきましたので、イクシアスに入社した理由と、現在/未来の仕事について書かせていただこうと思います。

イクシアスに興味がある方、転職をしようか検討している方の参考になれば嬉しいです。


これまでの経歴(美容師時代に感じていたこと)

実は私は元々美容師として25歳位まで一般的なヘアサロンで働いていました。
そこから転職しようと思った動機は、所謂お店の現場で横行している典型的ブラックな労務環境や旧来の職人的な商習慣が温存されているが故の非本質的な業務による生産性の低さに対する漠然とした違和感からでした。
周りの友人たちが大学生活などを謳歌しているのを横目に、何とか技術を身に着けて美容師としてそれなりにお客様もついてきたタイミングでしたが、仮にこのまま独立をしても、社会の一般感覚だったりビジネススキルを付けないと長期的には難しいだろうと感じ、一度外の世界から自分がいた美容業界をはじめとした店舗ビジネスを見たときにどれだけのギャップを感じるかを確かめてみたいと思った事が理由です。
当然ビジネススキルは皆無だったので接客経験を生かした営業しかないだろうと腹をくくり、当時株式会社USENの子会社だった一般企業に転職をしました。

そこからしばらくは店舗事業者が集客・販促のために利用するスマホアプリを安価にパッケージ開発できるサービスのフィールドセールスをしていたのですが、当時はリモートワークも無かったので、全て対面商談で一日の間に千葉・神奈川・埼玉などを電車で移動しながら複数商談したり、テレアポや飛び込みなど泥臭い事もして心身共に大変でしたね。
実績を重ねるにつれて営業資料の作成や業務フローの構築、代理店開拓やアライアンスなどの企画的な仕事も任せてもらえるようになり、営業領域の仕事を網羅的に学ぶ事が出来ました。

一方で少し飽きも感じていた頃、上司から「今後のキャリアをどう考えてる?」と言われて、「今までの経験を生かせる違う事がしたいです」と伝えたところ、親会社であるUSENに転籍となりマーケティングの部署に異動になりました。そこからはPOSレジを始めとした店舗DXサービス全般の企画・マーケティングに関わらせてもらったり、新規事業としてそれらのサービスを実際に配備したショールーム兼リアル飲食店舗の立ち上げや、ホテルの運営管理といった店舗事業の企画部署にてマネージャーをしながら赤字事業を黒転させるなど、幅広く経験させてもらい、今に至ります。
USEN時代は数年おきに業務が変わる変化の多い時期だったのですが、同じことを繰り返すことが苦手な自分の性格やキャリアの幅を考えて色々な機会を与えてくれた上司には今でも感謝しています。
ちなみに今でもフリーランスの美容師としてその頃のお客様や仲間の髪を切ったりすることもあって、美容師としての活動も細々と両立できています。

イクシアスに入社を決めた理由

イクシアスに入社を決めた理由はとてもシンプルで、スタートアップの色々整っていない環境の中だからこそ、今まで店舗ビジネス業界の様々な立場で仕事をしてきた経験を生かしてジェネラルに活躍できるイメージが沸いたのと、展開する「STOREPAD(ストアパッド)」が店舗で働く方々の役に立つサービスだと確信を持てたからです。
というのも自分が美容師だということもありますし、飲食店やホテルの運営をする中で複数の媒体を運用していたのですが、集客のためにはやらないといけないと分かっているのに、構造的に複雑すぎて難しい・やりきれない・やりたくない仕事に対して実際にユーザーペインを感じていたので、同じ様な悩みを持ったお客様が世の中に沢山いるのもわかっていましたし、「STOREPAD」なら複数媒体を網羅的に連携しており、AI/RPA等の最新技術で業務を支援する機能が揃っているので、その課題解決ができると思いました。
またCEOの内藤を始めとした経営層が、業界の課題に危機感を持っていて、専門知識が無くても使いやすく行き届いたサービスで店舗事業者の働く環境を良い方向に変えていきたいという使命的な想いを感じられたことも自分の問題意識とシンクロしていて入社の決め手になりました。

実際に入社してどう感じたか

基本的には入社前に想定していた状況とそこまで大きくギャップはなく、スタートアップらしく事業においても社内的な業務においても無から有を生み出す事が求められるため、その分チャレンジの機会が多く、意思決定のスピードも早いので良く言えば柔軟な組織、悪く言うと活動が固まりきっておらず成熟しきってはいない組織といった感じですね。
ただ、それを全員が理解しているからこそ、誰かのせいにしたりせずに、一定の節度を持ったコミュニケーションや思いやりが成立して協力し合えているとも感じています。
働き方の面でも、経営層が労働集約的にならないような仕組みを考えようとする意識が強いので、柔軟にリモート等も組み合わせながら個々人の状況とバランスが取りやすいなと感じます。
あとは、一見見た目や性格的にも穏やかそうなメンバーが多いですが、会議などでは気を遣い過ぎずに思ったことをズバズバ発言したりして、そんなメリハリが効いている部分が自分は好きですね。
キャリアアップのために仕事の裁量が大きくスピード感があって、サービスや会社の改善に対して主体的・能動的に動けるチームの中で働きたいと思っていたので、入社して良かったと思っています。

現在の私の仕事

今は「セールスマーケ領域の何でも屋」のような形で幅広い業務を担わせてもらっています。
デジタルマーケティングによる空中戦と、代理店販売網構築等の地上戦をバランスよく組みあわせて、リード獲得効率の良い販売プロセスを作るための土台構築をしている所です。
主には代理店の開拓やアクティベーション、HubSpot等のBIツールを用いたMA~営業~CSまでの業務フロー構築、外注業者のディレクション等ですが、中長期的な理想は持ちつつド短期のMRR創出も意識していかなければならないので、一定は不本意な泥臭い事も甘受しながらティッピングポイントを迎えたときに事故が起きないように、販売プロセス全体を俯瞰して課題が発生している所は手当しに行くという事を意識しています。
組織が大きくなって縦割りになってきたり、マーケが部分的な知見しか有していないと現場で何が起きているかを把握できなくなりマーケ・セールス・CSが分断してしまい、どこに目詰まりがあるのか見失いがちだと思いますが、マーケティングを「売れるしくみ作り」と捉えるなら全体最適を考えた横断的な立ち回りをすべきだと思っているので、そんな意識をもって積極的に首を突っ込んでいます。なので業務領域が幅広くて大変です(笑)。
一方で本質的でダイナミックな議論ができたり、自分の仕事の結果がビビットに出てくるのがやりがいや面白いところですね。

今後イクシアスでどんなことをしていきたいか

今までは様々な業務を個々人のマンパワーで何とかしている部分があったかと思いますが、これから会社・サービスとして飛躍していく段階では組織全体で誰が対応してもクオリティが担保できる「型」が必要だと思っているので、それを作っていきたいですね。
そしてスタートアップ飛躍の瞬間をど真ん中で味わえたら最高です。

あとは自分は本当に店舗ビジネスが大好きで、そこで働く人たちを尊敬しているので、少しでも仕事を通じて店舗で働く方々にリスペクトを送りながら、同時に感謝されるような良い関係性を築いて業界の発展に貢献したいと思っています。
なぜなら、例えば美味しいものを食べたり、良いサービスを受けたときの幸福感は他の何にも代えがたいと思いますし、これだけ全てがオンラインで完結する時代にも関わらず、美味しいものを食べるためだけに遠い距離を移動したり、お店での素敵な出会いがあったり。身近だけどパワフルな体験を提供するビジネスだと思います。だからこそ、そこで働く人たちが自分の仕事に誇りをもって、なおかつ社会的地位や経済的にもその仕事に就きたいと思う若い方々が増えるような業界にしていかないといけないと本気で思っていて、そのためには我々のようなサービス提供事業者と店舗事業者の協力関係が必要不可欠だと思っています。
もちろんビジネスとしてサービスを広めるために、1つ1つの施策も大事ですが、横のつながりが強い店舗ビジネス業界でもあるので、本質的にご満足いただき、サービスを愛してくれるお客様を1人でも増やし、評判を呼ぶ形で広まっていくことこそ「売れるしくみ」ということだと思うので、セールスマーケに関わる人間としてはそんな世界観を目指してステークホルダー全員がハッピーになるような仕事をしていきたいですね。