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365日のSNS断食で世界の見え方が変わった話


Twitter、Instagram、LINE、全て辞めて1年以上が経過しました。

理由はSNSによる人間関係のストレスです。常に他人を意識しながら、承認欲求を満たす為だけの行動をとっている自分自身に嫌気がさして、「俺らしく好き勝手やらせてくれ!」と半ば投げやりな状態でアカウントを削除しました。

当時は1ヶ月だけ試しに辞めてみるつもりでしたが、SNSを辞めた現在の方が人生の充実度が高いことに気づき、SNSをやっていた頃に戻れなくなりました。

私のように、SNSが理由で他人と自分を比較周りの目が気になり」「本当にやりたいことが出来ない状況で日々のストレスを感じている人に向けて、SNSを辞めたらどんな世界が待っているのか、私の体験を元に何かしらのヒントを得るきっかけになれば幸いです。



人間関係に関する不要なノイズが消えた

SNS中毒だった頃、毎日のように他人の充実した人生が情報の波として押し寄せてきました。こういった情報に触れることで、自分の人生と他人の人生を照らし合わせる癖がついていました。いつしかそれは妬み嫉みといった負の感情となり、私の頭を支配するようになっていました。

物理的にSNSから距離を置くようになってからは、そのような情報に触れる機会が激減しました。他人と比較するトリガーと共に、余計な負の感情も何処かへ去って行きました

加えて、SNSを辞めることで受動的に関わっていた人間関係も物理的に遮断することが出来ました。以前までは、関わりたくない人や、何となくで付き合っていた知り合い程度の人とも、SNSきっかけで関わる機会があったので、煩わしさを感じていました。連絡手段を断つことで、余計な誘いや無駄な交友関係が無くなりました

結果として、頭の中を渦巻いていた人間関係に関する無駄な雑音が消え去りました。


意識が内側に向くことで本来の自分を認識できるようになった

毎日他人の(時に知りたくもない)情報をスマホ越しに眺めていた頃は、自分と他人を比較してしまう頻度が多かったです。

意識はしていなくても、無意識下で比較をしていていました。その反動として「自慢」をすることで不安から逃げていました。当時の私は自身の優位性を他人に押し付けることでしか、妬み嫉みといった負の感情に抵抗する手段を持ち合わせていなかったのです。

SNSを辞めてからは、他人と比較する機会が少なくなりました。常に外側へ向いていた意識が自然と内側へ向くようになりました。他人ではなく、自分に意識が向いたことで、「〇〇(他人)がやっていたから、〇〇が言っていたから」ではなく、「自分がこうしたいから」する、といったように、主語を自分にして行動できるようになりました。

他人の目を気にせず、やりたいことに専念する時間が増えたことで、本来自分がしたかったことが明確になりました。

行動理由を「他人」にしていた頃は、その選択に対して後悔する事が多かったです。しかし、今は自分のした選択に後悔することはありません。例えそれが失敗だったとしても、次の選択肢を自分の頭で前向きに考えることができるようになりました。結果として人生の満足度が向上しました。


自分にとって大切な物や人が明確になった


承認欲求を満たしたいが為に、「写真映え」するという理由だけで高いお金を払って旅行へ行ったり、本当に欲しい物とは別の物を優先して購入したり、本心で食べたいと思っていない食事を選んだり。

SNSを辞めてからは本当に欲しい物や、必要な物が明確に判断できるようになりました。

意識が内側に向いているので、自分自身で選んだ物の価値を、腹落ちするレベルで理解することができるようになりました。SNS時代は撮った「写真」を大切にしていましたが、今では「自分で選んだ選択の結果」を大切にする事が出来ています。

これは「人」に関しても言えることです。以前までは受動的に人と関わる機会が多かった為、大切な人の存在に目が行き届かなかったです。今では自分にとって「誰」が大切で、誰が自分を大切にしてくれているかがわかります。


おわりに


SNSに中毒になっていた頃は見えていなかったものが、1年間の歳月を経て、鮮明になってくるのを日々実感しています
これを読んでくださった読者の方の中に、SNSを辞めたら周りにどう思われるのか心配している人もいるかもしれません。

ただ、本当に大切なのは「自分」自身です。大切ではない「周り」の意見より、自分の意思で道を切り開けるようになると、毎日が楽しくなっていきます。

私の場合は、SNSを辞めるという、かなり極端な行動をとりましたが、辞めなくても人生を楽しく生きる方法はいくらでもあります。(私はこの方法が手っ取り早いと感じただけですので)。この記事がSNSを辞めようか迷っている方の参考程度になれば幸いです。



最後まで読んでくださりありがうございました。
これを読んでくださった皆様が、自分自身に合った方法で、自分自身の選択で充実した人生を切り拓けることを願っています。


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