「そこにもっと笑いがあれば」
以前に、いじめから始まった事件が情報番組で取り上げられていました。言葉にしたくないくらいの事件の詳細に、情報番組の出演者も、当然に視聴者目線でも言葉を失ってしまう。もともと好きなお笑い芸人さんたちが出演されることもあって、気兼ねなく見られる番組でした。
出演者がそれぞれ色んな見解を話す中で、その最後にお話しされる、番組の顔である松本人志さんの言葉が印象的でした。いじりは笑いに繋がり、いじめはそうじゃない。そこにあるものは絶対的に面白いもの、笑える状況ではないこと。「いじりといじめは違う」と、お笑い芸人ならではの言葉をもって仰られていました。その中でも私の心にある言葉を紹介させてください。一言一句合っていないこと、ご了承ください。
事件が起きてしまったとき、もしかしたらいじめが始まるもっとまえから、どこかで冗談にできたり、笑いが生まれてみんなで共有できる瞬間があったら、こんなことは起きなかったかも知れないと。この人本当にお笑いでどうにかできると信じているんだ!と思いましたし、私もそう思いたいと思えました。冗談だったらよかったのにと思うこと、笑いで済めば事件なんて起きない、むしろ仲良くなってしまうことだってあるはず。ただただ面白いお笑い芸人の人間性だったりその信念を感じ、またそれが出来る仕事をされていることも羨ましいと思いました。