加齢臭対策は身体の中から!~加齢臭を悪化させる食べ物と抑える食べ物~
こんにちは!
itten cosme(イッテンコスメ)お客様センターの山口ゆりです。
先日より加齢臭のお悩み解決法をご紹介していますが、実は加齢臭は男性だけの問題ではありません。
女性でも加齢臭でお悩みの方多いのでは?
そんな加齢臭の一番有効な予防法は何だと思いますか?
入浴やシャワーで汗や皮脂を流し、肌を清潔に保つこと?
消臭スプレーや加齢臭予防のボディソープを使うこと?
もちろんそれらも効果的な対策と言えますが、加齢臭を根本的に改善するためには体の外からではなく中から、つまり食習慣の見直しが重要なんです!
そこで今回は加齢臭を悪化させてしまう食べ物と、加齢臭を抑える食べ物について書いていきたいと思います。
◆加齢臭と食べ物の密接な関係
加齢臭とはノネナールという物質によって引き起こされるニオイのことです。
そしてノネナールとは脂質が酸化する過程で生成される物質です。
この脂質の酸化に関わるのが、パルミトレイン酸・活性酸素・過酸化脂質です。
つまりノネナールを発生させないために大切なのは、脂質・パルミトレイン酸・活性酸素・過酸化脂質を増やさないこと。
体内の物質を作るのは食べ物ですから、食習慣が重要になってくるのです。
これを踏まえ、避けるべき食品と積極的に摂りたい食品を具体的に見ていきましょう。
◆加齢臭を悪化させる食べ物
加齢臭を悪化させやすい食べ物をチェックしていきましょう。
①動物性脂肪<肉類・乳製品>
加齢臭対策において一番避けたい食材が動物性脂肪です。
動物性脂肪とは、動物に含まれる脂肪のことで、主に肉類やラード、牛乳などの乳製品などに多く含まれます。
中性脂肪やコレステロールなどの脂質を増やし、過剰に摂取すると脂肪酸を発生させ、ノネナールを生成します。
牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類、卵を使用したマヨネーズ、バターやチーズ、生クリームたっぷりの洋菓子類などは食べ過ぎないように気を付けましょう。
②揚げ物
揚げ物の油は酸化するとノネナールを発生させます。
コロッケ、から揚げ、とんかつ、天ぷらといった揚げ物は食べ過ぎないようにしましょう。
ハンバーガーチェーン店のフライドポテトは冷凍前と提供前の二度揚げしている店もありますので要注意。
③アルコール類
過剰な飲酒は、体内の活性酸素を増やしてしまいます。
肝臓がアルコールを分解するときに、活性酸素が発生するからです。
またお酒の飲み過ぎにより、肝臓で処理しきれなかったアセトアルデヒドは
汗腺から分泌されるため、加齢臭と混ざってより強力な臭いとなってしまいます。
④糖質の多い食品<お菓子・飲料>
糖質の取り過ぎは中性脂肪の上昇を招くため、加齢臭の原因に。
脂質の少ない和菓子であっても注意が必要です。
また注意が必要なのは甘いお菓子だけではありません。
盲点となりやすい砂糖入りの飲料にも注意が必要です。
砂糖入りのコーヒーやカフェオレ、ミルクティー、炭酸飲料、清涼飲料水、
フルーツジュース、スポーツドリンクなども摂りすぎないようにしましょう。
◆加齢臭を抑える食べ物
抗酸化力のある食品や、脂質の排出に欠かせない食物繊維や乳酸菌を含む食品には、加齢臭を抑える効果が期待できます。
では具体的に加齢臭を抑える食べ物をチェックしていきましょう。
①ビタミンEを含む食べ物
強い抗酸化力を持つビタミンEは、加齢臭対策に欠かせない成分です。
ビタミンEは、脂質が活性酸素によって酸化されそうになると、脂質の代わりに酸化されることで、過酸化脂質の増加を防ぎます。
またビタミンEはビタミンCと一緒に摂るのがオススメです。
ビタミンCには、活性酸素と結びつき酸化を防いだビタミンEを、再活性化する働きがあります。
▼ビタミンEが多く含まれる食べ物
アボカド、アーモンド、落花生、枝豆、かぼちゃ、にんじん、玄米、きゅうり、ほうれん草、オリーブオイル、うなぎ、サーモン、さんま、いわしなど
②ポリフェノールを含む食べ物
ポリフェノールも強い抗酸化力を持ちます。
特にオススメなのは、緑茶や甜茶から抽出されるポリフェノールで、加齢臭の正体であるネナールへの高い消臭効果があるそうです。
▼ポリフェノールが多く含まれる食べ物
ブルーベリー、カシス、ぶどう、大豆、ゴマ、みかん、ウコン、緑茶、柿
③カロテノイドを含む食べ物
カロテノイド類を含む食品はすべて抗酸化作用を持っています。
代表的なのはβ-カロテンやリコピンなどで、これらは活性酸素の発生を抑え、取り除く作用を持っています。
▼カロテノイドが多く含まれる食べ物
緑黄色野菜全般(ニンジン、ホウレンソウ、ブロッコリーなど)
フルーツ(マンゴー、パパイヤ、柿、あんず、柑橘類など)
海藻類(わかめ、ひじきなど)、赤唐辛子
④アルカリ性の食べ物
身体が酸性に傾く最も大きな原因は、食生活の偏りです。
体を酸性化させないために、アルカリ性の食品を摂るようにしましょう。
▼アルカリ性の食べ物
野菜、きのこ類、海藻類、梅干し、フルーツ(マンゴー・パパイヤ・柑橘類など)
※フルーツは、適度に摂取する分には健康に有益ですが、 糖質を含んでいるため、食べ過ぎには気をつけましょう。
⑤ビタミンCを含む食べ物
ビタミンCは、加齢臭対策に欠かせないビタミンEの働きをサポートします。
一緒に食べることで、過酸化脂質の増加を効果的に抑えることができるのです。
ビタミンCは、水にさらしたり加熱することで失われてしまうため、
長時間、水にさらしたり加熱したりせず、生で食べるようにしましょう。
▼ ビタミンCが多く含まれる食べ物
キウイ、アセロラ、イチゴ、オレンジ、みかん、ぽんかん、レモン、パイナップル、ブロッコリー、カリフラワー、ピーマン、さつまいも、じゃがいも、にがうり、 菜の花、モロヘイヤなど
⑥食物繊維を含む食べ物
脂質の取り過ぎが、加齢臭の原因になるとわかっていても、食べ過ぎてしまうことはありますよね。
そんなときオススメしたいのが食物繊維です。
食物繊維は脂質の吸収を穏やかにしてくれるからです。
また、食物繊維は腸内環境を整え、生活習慣病の予防にも役立ちます。
脂質の多い食事を取るときには、食物繊維も一緒に取るようにしましょう。
▼ 食物繊維が多く含まれる食べ物
ゴボウ、切り干し大根、れんこん、ひじき、海苔、わかめ、モロヘイヤ、パセリ、きのこ、オートミール
⑦植物性乳酸菌(味噌、ぬか漬け他)
脂質をしっかり排出するためには、腸内環境を整えることが大切です。
そのためには食物繊維と植物性乳酸菌を一緒に摂ることが有効です。
乳酸菌といえばヨーグルトが有名ですが、ヨーグルトは動物性乳酸菌。
動物性脂肪を摂取せずに乳酸菌を体内に取り入れることができる植物性乳酸菌の方がより加齢臭には効果的と言えます。
また植物性乳酸菌は生きて腸に到達する可能性が高く、より強い整腸作用が期待できるとされています。
▼ 植物性乳酸菌が多く含まれる食べ物
ぬか漬け、野沢菜、味噌、キムチ
◆まとめ
摂りすぎると加齢臭の原因になる、肉類や乳製品などの動物性脂肪、揚げ物、アルコール類や糖質の多いお菓子などは避けたい食品です。
逆に、加齢臭を抑える効果があるのは、強い抗酸化力を持つ食品で、ビタミンEやビタミンC、ポリフェノールやカロテノイドを含むものです。
また、身体が酸性に傾くのを防ぐアルカリ性食品や、脂質の排出に欠かせない食物繊維や乳酸菌を含む食品を摂ることも有効です。
つまりは脂質に偏りすぎない、バランスの取れた食事が大切。
健康にもつながりますよね。
是非、バランスのよい食事を心掛けて体質改善してください。
itten cosmeお客様センター 山口ゆり