Itomichiのニットとこぼれ話

Spin&Knit 羊毛をつむぎ、毛糸をつくるところからはじまるニットづくり。 そして、日々のこぼれ話を。

Itomichiのニットとこぼれ話

Spin&Knit 羊毛をつむぎ、毛糸をつくるところからはじまるニットづくり。 そして、日々のこぼれ話を。

最近の記事

◦草木染◦

先月末から、毛糸を草木染め。 白いコリデールという羊毛をわりと細めに紡ぎ、 一つはラベンダー多めの染色液で染め、 もう一つはアキノキリンソウ主体で染めました。 どちらも、色の深みが出たらいいなと思い、ほんの少しずつ他の植物も一緒に煮出しました。 煮物をつくるように、じわーと浸透するのをイメージして。 2日にまたがって、2〜3回火を入れて染めました。 自分でつくった鉄媒染液で。しかも、何年も前につくった自家製の柿酢を使いました。 どちらも媒染液が薄かったのかもしれませ

    • ◦秋につくったもの 1◦

      先週末は地区の清掃で、神社や公園の清掃を。 私の住んでいるところは毎月、班ごとに回ってくる公園清掃の他に、 6月と11月の年2回グリーンキャンペーンというもう少し大規模な清掃があります。 コロナ前までは、川まで下りてその両岸の草を刈ったりしていたのですが、 今は公園と神社の清掃のみとなりました。 高齢の方が多く、年々参加者が少なくなっているのを実感してさみしくなりますね。 今回は、町内の入り口の溝掃除と草刈りをしたのですが、 溝にたくさんの土が溜まり、木も生えてきていて、

      • ◦ワークショップのご案内◦

        朝晩ぐんと冷えて、温もりを求めたくなる季節になりましたね。 首と肩、両方を温められるアイテムを考えたので、みんなで編みたいなと考えています。 今回は、基礎の部分、ゲージを取るところからお伝えしようと思っています。 棒針編みをしたことある方限定の募集になりますが、ひさびさに編むという方でもご参加いただけるよう、ゆっくりめに、また少人数で行いたいと思っています。 ご興味ありましたら、ぜひご参加ください。 〘neck & shoulder warmer w.s.〙 [とき]

        • ◦room shoes DONGURI◦

          今までワークショップで作ってきたアイテムも、オンラインの教室でお教えできます。 こちらは、ルームシューズ。 ご自身の足の大きさに合うように、編みながら調整していく作りにしています。 太めの毛糸なので分厚く、床からの冷えを感じにくいので、重宝します。 ザクザクと編めるので、短時間で仕上げられますよ。 11月中の教室は参加しやすいお値段となっていますので、この機会にぜひ。 [日時] 11月は21日以外の水曜日、木曜日、土曜日      (13日は午前のみとなります)

        マガジン

        • Spin & Knit
          57本
        • 日々のこぼれ話
          15本
        • quiet knitting time
          43本

        記事

          ◦同化◦

          自分の中から湧き出たものではなく 誰かの中から湧き出た純粋な想い。 それを形にして、作り続ける時、 自分を空っぽにして、透明にして、 我欲を抑えて無にしないと 続けられない。 でも、次第にそのニットと馴染んでくるからなのか そのエッセンスが自分の中に取り込まれるからなのか 何の引っかかり無く、自分の一部のように作れる感覚がやってくる。 Itomichi

          ◦渋柿◦

          ご近所さんの庭には、とても大きな柿の木があって。 庭の一番の特等席。 周りに影をつくるものがない、陽のあたる場所。 この時期になると、その柿を頂きます。 今年は大きく実らず、小ぶりだそう。 また、夏の暑さの影響で、茶色い斑点ができてしまったとのこと。 春すぎには、旦那さんが柿の枝が折れないよう ロープを張り巡らし、 今の時期には、実が傷つかないよう、落とさないよう気をつけて収穫、 そして、つるし柿にしやすいよう、枝の両端を切り揃え。 丁寧なお仕事。 ありがたい

          ◦一色一生◦

          こんな入り口の言葉で、ズドーンと胸に衝撃が走りました。 滋賀県立美術館で開催されている “ 志村ふくみ展 色と言葉のつむぎおり” 開催されることを知ったのは、 宅急便の荷物の緩衝材として入っていた新聞紙。 くしゃくしゃになって荷物を守ってくれた新聞紙を 古紙回収に出しやすくするため、伸ばし伸ばし。 そして、新聞紙半面に載っていた記事を目にして、これは行かないと!と思い、ネットで検索。 講演会もあることをそこで知り、 さらに講演会の申込み期日がネット検索した、まさにそ

          ◦one-on-one quiet knitting time◦

          オンラインでのお教室を11月から始めます。 ワークショップのように大人数が集まって同じものを編む、という時間ではなく 私との一対一で、心静かな時間を持てたらいいなと思っております。 編み物がはじめてで、棒針を持ったことがないという方もお気軽にお申し込みください。 一から一つずつお伝えします。 オンラインでの教室に不安を感じられる方は、事前に試すことができますので、ご連絡ください。 その他、ご予約、ご質問はメールで承ります。 どうぞよろしくお願いいたします。 [日時]

          ◦one-on-one quiet knitting time◦

          How to knit ! 〚ガーター編みのおつつみ〛

          今回の記事は ガーター編みのおつつみの作り方。 棒針編みの基礎と言える、 つくり目、表編み、裏編み、伏止めを全て網羅できるよう考えたアイテムとなっています。 これらの技法を難なく使えるようになれば、いろんなものを作れるようになってきますので、指が慣れるまで練習してみてください。 また、オンラインでの教室もしますので、もしわからないところがあればお気軽にご参加ください。 SNSで作られたものを発信される場合は、ぜひ Itomichi の名前を出していただいたり、タグ付けし

          ¥100

          How to knit ! 〚ガーター編みのおつつみ〛

          ¥100

          ◦loosening wool after washing◦

          春から半年近くも同じものに向き合い、 また繊細な作業で集中力をずっと保たなければならず、 この仕事が終われば、もぬけの殻になるかもと案じていました。(まぁ、いつものことですが) なので、この仕事が無事に終われば 2〜3日は編み物から遠ざかって 違うものを作ったり、本を読んだり、散歩しようと。 ニット以外に作りたいもの、作らないといけないもの、はたくさんあります。 自家製の味噌ももう無くなりつつあるし、 洋服も作りたいし、エプロンも作りたい。 でも、大きな仕事が終わっ

          ◦loosening wool after washing◦

          ◦レッグウォーマーと、はらまき◦

          春ごろから取り掛かり、 日々こつこつと編みためていたニットが仕上がりました。 SO SEA さんデザインのレッグウォーマーとはらまき。 Coburger Fuchsschafという家畜羊。 生まれたときの子羊の色は濃い赤褐色。 ウールの色は時間の経過とともに明るくなり、クリーム色に。 今回取り寄せたものも、 基本のベースとなる色はクリーム色で、ところどころ褐色の毛が混じっています。 かつては不毛な低山地帯に特に広く生息していたそうですが、 現在は数千頭しかいないため

          ◦レッグウォーマーと、はらまき◦

          ◦マルタリアーティ◦

          普段の食事は、いつも思いつき。 レシピを見ながら作るのは、その時の発想の流れを止めている感覚になって あまり好きじゃないので、流れるままに、思いつきのままに。 なので、人から見たら適当な料理。 仕事でたくさん手を使うので、あまり手を使いたくない日も多々あります。 そんな私が、ひさびさレシピを見ながら料理したので、記しておこうかなと。 今夜は晩ごはんどうしようかなと、考えて 昨日のあさりの酒蒸しがあるのを使いたいのと、パスタが食べたいのとで、 あさりのパスタにしよ

          ◦マルタリアーティ◦

          ◦syokuyoku◦

          ご近所さんからいただいたマスカット。 気づけば夏も終わって、秋真っ盛り。 この夏は暑くて、暑くて。 でも、マスカットは暑い夏も経て こうやって我が家にやってきてくれて、ありがたいことです。 私の体は、夏に汗で失ったものを取り戻すかのように 先月から、まさに “食欲の秋” 。 そんなにおやつの時間を取ることは今までなかったのですが、 今は無いとお腹が持たなくて。。。 特に体が欲しているのは糖分。 糖は水分を保持する性質があると聞いたことがあるのですが 夏の間に失った

          ◦かぼすのシロップ◦

          前回の投稿さいごに記した、かぼすのシロップ。 砂糖が溶けて、美味しく仕上がったので 詳しく作り方を書いておこうと思います。 〚 かぼすのシロップ カルダモンの香り 〛 かぼす       7個(450g) きび砂糖      200g カルダモンシード  6〜7個 海塩        ふたつまみ 呼び水       大さじ2ほど かぼすを切って、ビンに入れていきます。 輪切りでもいいのですが、今回はくし形に切ってそれをさらに半分に切りました。 (シロップが出たら、実を

          ◦かぼすのシロップ◦

          ◦星野道夫さんの見るグリズリー◦

          お仕事でお世話になっている方に教えていただいて 写真展に行ってきました。   星野 道夫さん “悠久の時を旅する” 以前から、星野さんのことは話に伺っていて 図書館で写真集を見たりしていたのですが 私の中にすっと入ってこず、でも気になっていて。 今回見させていただいて、じわーっと染み入りました。 特に、グリズリーをはじめとする動物たちの表情の豊かさ。 野生の動物も、こんなにやわらかい表情を見せるのだなと。 グリズリーのちょっとびっくりしたような、不意をつかれたよう

          ◦星野道夫さんの見るグリズリー◦

          ◦旅のおとも◦

          先日野暮用があって、新幹線で日帰りのおでかけ。 日帰りなので荷物が少なく、新幹線の中でニットを編もうかと思いましたが こういう時にしか手を休められないので、 旅のおともに選んだのは2冊の本。 ひとつは 玉井恵美子さんの “夾竹桃の花が揺れる頃に” 行きの新幹線でぱらりと開いたページは、 作者のお母さんである勝子さんについて書かれた部分でした。 だいたい、本でも映画でも観て読んでしばらくしたら忘れてしまう性格なので どんなお母さんだったか、本を開いた時にはふわっとしか