105歳のばぁばが亡くなった。気づきの話。
私には105歳の祖母がいます。
もういますではありませんね。
いました。
亡くなったのは二日前。
今日お顔を見にいけた。
ばぁばは私が小学6年生の頃まで一緒に住んでいました。
それはもう負けん気の強い祖母で(笑)
負けることが嫌い
自分!がある
人のことは悪く言うが自分は1ミリも悪いと思ってない
自分は正しい!
そんな様な人(笑)
味方にはめっちゃ良くしてくれるけど
敵に回せばとことん…
(ちょっと言葉に詰まるので察してください)
そんなばぁばが私は好きだった。
そして内孫だったこともあり
私は可愛がられていたと思う。
日本舞踊を小さい頃からやっていて
発表会や浴衣などの、すべての着物はばぁばが縫ってくれた手縫いの着物だ。
大人になっても着れる様にぬってくれて
大切にとっておいてある。
先日結婚式があったので
着て行ったのもばぁばが縫ってくれたものだ。
ばぁばが残してくれたのは
何着もの手縫いの着物だけではない。
私の中の考え方に大きく影響を与えてくれた人だとも思う。
そんなアクの強いばぁばだからこそ
こんな考えになれたんだろう。
私は
人の楽しさ
人の良し悪しに味があって
そこが垣間見れた時に
人をもっと好きになったり
知りたい!
と思えたりする。
その裏にどんなストーリーが隠されているのか
人の興味関心はそこだと思っている。
あっでも断固拒否の人もいます。人間だもの(笑)
でもすこしの人間味がある人の方が好きだったりします。
完璧ではない。
そんな感じが好きです。
そして
大きな愛がばぁばにはあって
いつも私のことを応援してくれてたし
私のことを特別感の目で見ててくれた。
そのエピソードとして
自分の結婚式の前撮りで着物の写真を前撮りしに行った。
その時ばぁばも一緒に写真撮る時に同行してもらって
一緒に撮ったりした。
その時も
接客していただいた方に
「この子は着物を着てるかっこがいいでしょ?やっぱり身のこなしが普通と違うのよね。」と
自慢気に話してて(笑)
自慢の孫ぶしを披露してました。
私を心から肯定してくれるそんなばぁばです。
私もそんなばぁばが大好きだったし
ばぁば以上に自分を信じて
生きて行ってる人は知らないかもしれない。
95歳ぐらいの頃。
歩けなくなってから
車椅子だったけど
また少し歩ける様にまでなったり。
20以上の下の人と(70代とか80代)
楽器カスタネットや鈴を持って
音楽を楽しんだ
周りの人からは
「他の誰よりもリズムが合ってたのよって言われたのー」って自慢気に言ってました。
さすがばぁば!
負けん気の強さって最強なんだなって思う。
大正、昭和、平成、令和を駆け抜けた
ばぁばは偉大だ。
私もある意味負けん気を忘れないで
やって行きたいと思う!
そして
自分らしく生きるってことを
教えてもらったと思う。
そして去年は今年もたないかもと言ってたのに
年越せるなんてほんとに
すげーばぁばを持ったと思う。
うちの息子が
最後にかけた言葉。
「105年間お疲れ様でした。」
ずっとお空で見守ってね。
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