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検索では見つからない、リアルの強さ
久しぶりにブックユニオン新宿に行く。近年、新宿にはめっきり行かなくなっているが、新宿に立ち寄るときは足を運ぶようにしている。古本はやはり古書店で買うことが多く、古書店の音楽本コーナーも時間をかけて見るようにしているが、音楽本は質・量ともどもこの店にはかなわない。
音楽本は、気になったタイトルはネットを使って捜して買うことがあるのだが、取りこぼしがあり、こういう店で、実際に書棚を見ながら「あ、こんな本が出ていたのか」という感想を持つことが多い。検索では見つからない、リアルの強さを感じる。遭遇の強みというか。こまめに通うことが大事だ。
まあ、そうまでして買わなければならない本かどうかはわからないけれど。長澤均「美女ジャケの誘惑」、毛塚了一郎「音街レコード」、レコードコレクターズ増刊「無人島レコード」「無人島レコード2」
「美女ジャケの誘惑」は、以前図書館で見つけて読んで、面白かったので手元に置きたいなと思った一冊。私は美女に弱い。この本を参考に、この本に載っているレコードを買い集めることはないかもしれないけれど。毛塚了一郎さんはこの作者の「音盤紀行」という漫画を以前、読んでいて好印象だった。レコード屋を舞台にした作品はたいていうっかり手が伸びる。「無人島レコード」「無人島レコード2」は、雑誌でぽろぽろと連載を読んでいたもの。まとまって置いてあったので、買ってしまった。2000年と2007年発売の本だ。2冊ともカバーイラストがレコスケくん。
随行者の妻くんは私がディスクユニオンに行っているあいだは、近所のセブンイレブンに行き、飲み物を買ってディスクユニオンの店の前で本を読んでいた。
その後、新宿三丁目のブルックリンパーラーに行ったが、行列ができていたので断念。数組のカップルがやってきては、諦めて帰っていた。
【out of noise Ryuichi Sakamoto】
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