それでもヨガを続けている理由
コテンラジオ以外で毎週チェックしている番組がこちら。
パーソナリティーのお二人の頭の良さに舌を巻き、いつも新しい刺激をもらっています。
先日の放送で「走る練習をするって言ったけれど、全然走りたくない!」という点に独自の観点からお話しされていたことを聞いて、まとめてみたくなりました。
ヨガで出会って10年近く、そしてそのほとんどが「教える」立場。
だけど、いまだに運動は嫌いです。
苦手な運動を続けていく理由はどこにあるか
樋口さんは「マラソンを絶対に走るって決めた。それは自分で経験しないと他の人にマラソン大変だぜ!って伝えられないから」っておっしゃっていました。
経験によって肉付けされた意見にパワーがあることの意味を深く知っている方らしい発言ですよね。
今回は、運動が嫌いでも10年以上ヨガをゆるっと続けている理由と習慣についてまとめてみました
自分との約束以外に、やらなきゃならない理由がある
「ずっと教える立場にいる」ことによる強制力がある。
ヨガとの出会いが「仕事として提供する側=アウトプット前提」だったんです。
これはかなり特殊ケースだと思っているんですが、
「自分の意思以外での縛りがある=環境によってそうさせている」
と、いうことは「やりたくない〜」と強く思いがちな人には向いていると思うんですよ。
いまだに「あーーーーーやだーーーー」って思っても、
毎週レッスンがあるからそのためにやる!という強制力があることが続けられるんですよね。
人はセルフコントロールは「自分のため」ではなくて
「他人のため」の利益があることがわかると、頑張る力が高まるという研究があります。
6歳の子供もこの選択をするらしいので
「運動を誰かと一緒にやる」というのは理由があるんだと思います。
カラダとの対話を続けていく
ラジオの最後の方に、「脳で無理やり体をコントロールすると、カラダが悲鳴をあげて全力で拒否するから、ちゃんと自分の体を調和したい」旨を話していました。
この感覚ってすごくヨガっぽいんですよね。
私の尊敬するヨギーニに
「今、自分のカラダで動きづらいところとかありますか?」
と、聞いたところ
「左の小指の動きは弱いと思っています」と涼しい顔で答えられて
驚愕した覚えがあります。
運動を行う上でも、
「自分のカラダにとってベストのところはカラダが知っている。
そこに向けて頭を使ってカラダをそっと置いていく」感覚を前提に行ってみると楽しいです。
これは、身体知という考え方に近いです。
ここの感覚がつかめると、
自分の日々のカラダの変化の中でも最小限の運動でベストな状態をつかめるし、人の動きを見ていても、その運動の中でカラダの可能性を見いだすことができるんですよね。
知り合いのヨギーニはそれを徹底していたので、左の小指でさえ気になっていたのでしょう。
この身体知を掴んでいくには
◎自分にとってベストなカラダの状態を知っていく
例えば、温泉にいったあと、マッサージを受けて緩んだ状態の自分、
自己ベストを出した時の自分のカラダ、頭の中、呼吸の状態なんかをしっかりと覚えておくことが大事です。
◎ストレッチを日々行い、自分のカラダの変化を知っておく
毎日の仕事や1日の行動と、自分のカラダの状態を比較することで、自分のカラダに何が影響をしているのかをよく知ること。
日記をつけたりするのがおすすめ。
あとは、定期的に自分のカラダをメンテナンスしてくれる人を見つけるといいですね(ちなみに、私は鍼の先生にメンテナンスをお願いしています)
カラダは、一生乗りこなす車のようだと思っています。
だからこそ、メンテナンスも必要だし、使うガソリン(栄養)、使い方なんかも知っておいて、最後にこのカラダを手放すまでに仲良くお付き合いしたいですね。