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精神を病む家庭環境とは

中学受験をしましたが、受験した二校とも不合格でした。
それもそのはず。受験日当日試験問題は解けず、もっと前から塾の勉強についていけていませんでした。

父は私が学校の成績が良かったので私立中学を勧めましたが、私は学校の勉強ができても入試用の勉強はできませんでした。
父は私立中学受験を勧めたら、あとは小学生の私に丸投げでした。

塾には入れてもらいましたが、その塾も私が郵便ポストに入っていたチラシで見つけたところで、受験する学校も偏差値の表を見て自分の値より高いところをなんとなく選びました。

校風や受験対策なども何も調べられませんでした。ただ塾にいっていただけです。

40歳で難治性うつ病のほかに気分変調性障害も併発しているとの診断を受け知ったことですが、小学生の頃には気分変調性障害が始まっていたのではないかということです。


"持続性抑うつ障害(気分変調症・気分変調性障害)について
持続性抑うつ障害の人が抱えやすい困難
・自分を「欠陥人間」と思っているため、「自己主張」ができない。
・怒りの感情を持つことを「未熟な証拠」と誤解しているため、怒りを適切な形で表現することが苦手。
・相手が自分の感情や事情を他人が察してくれるのを待つ。
・自分のことを他者に伝えるのが苦手なため孤立しがち。"
出典:心療内科 精神科 対人関係療法 メンタルクリニックエルデ


勉強が分からなくて困っているのなら、分かるようになるよう手を打つ必要があります。
しかし私にはその発想がありませんでした。

勉強できないのはもう取返しが付かない、勉強が分からなくなってからもう随分時間がたってしまった。今更どうにもならない。

私は勉強ができないのはまるで自分の属性かのようにとらえていました。

現在の私だったら、塾の勉強についていけていない、参考書の解説が理解できない、問題集が解けないなど悩んでいるのなら、もっと自分の学習レベルにあった塾に変えるなど手を打てます。

小学生当時の私は何をどうしたらよいか分からず、困っていることは相談していいということも知らず、ただ放っておくしか仕方ありませんでした。

父は仕事が忙しく、母も仕事と家事の両立、舅、姑の対応と茶道と華道とコーラスとでとても忙しくしていました。

そういうわけで両親には、子供の塾の成績がどうか、勉強についていけているか、どんな中学が娘に向いているだろうかなど考える暇はありませんでした。

幼いころに気分変調性障害を悪化させないポイントがいくつもあったように今なら気づけます。

そもそも気分変調性障害になってしまったのは家庭での虐待がきっかけだろうと私は考えていますので、小学生の私に病気を悪化させないよう手助けができる両親や祖父母のもとに生まれたのならば、始めから病気になどかかっていなかったわけです。

悲しくてたまりませんが、私は精神を病むべくして生まれてきたのだなあと再確認しています。

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