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壱宍 (若槻きいろ)
2019年5月28日 21:30
いつか、何もかもがうつくしいとそう思う日がやってくるここにいるのは、ほんとは僕じゃなくても良かった偶々産み落ちた大量生産の、隣り合わせが良かっただけ電車で一緒に揺られているあなた街角ですれ違うだけのあなたほんとは、あなたが僕だったかもしれないだけども結果、僕は僕になっただから今、こうしている空を見ている 友と語らっている仕方ないと笑っているふざけんなと怒っている
2019年5月25日 14:42
遠ざかる腕を、背を、掌を。追うことが出来なかった。軽やかに踊り舞う、楓の種子を君は見たことあったかい?ゆったりゆったりと風にのってゆくんだ。さらばだ! 皆の衆!あゝ。ここを出て行った、あの日を僕は思い出す。君は風になって、僕を置いて行って。そうだろう、と言って。馬鹿だなぁ、て笑って。そんな日々さえ。君と飛んで行ったんだ。 #ss #散文 #雑文 #詩
2019年5月9日 14:26
『ほんとは、消えちゃいたいんだ』君がそんなこと言うから、僕はいなくなんないでって言うしかなかった。これは自己中心なエゴの発露です。ただ一人になりたくないだけの、かあいそうな肉のカタマリ。たまたま自我を持ったばかりに、要らん欲まで膨れる始末。そこらに打ち捨てられてりゃよかったんだ!そうすりゃ、君は流星のように消えられただろうに。関係性は建前で、相槌は惰性で。中身のな