肉塊の独白 壱宍 (若槻きいろ) 2019年5月9日 14:26 『ほんとは、消えちゃいたいんだ』君がそんなこと言うから、僕はいなくなんないでって言うしかなかった。これは自己中心なエゴの発露です。ただ一人になりたくないだけの、かあいそうな肉のカタマリ。たまたま自我を持ったばかりに、要らん欲まで膨れる始末。そこらに打ち捨てられてりゃよかったんだ!そうすりゃ、君は流星のように消えられただろうに。関係性は建前で、相槌は惰性で。中身のない同調こそ、この世の真理で。貼りついた笑みを、今日も震わせている。 #ss #雑文 #独白 #詩 #散文 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #散文 #雑文 #ss #独白