いつか、何もかもがうつくしいと
そう思う日がやってくる
ここにいるのは、
ほんとは僕じゃなくても良かった
偶々産み落ちた大量生産の、
隣り合わせが良かっただけ
電車で一緒に揺られているあなた
街角ですれ違うだけのあなた
ほんとは、あなたが僕だったかもしれない
だけども結果、僕は僕になった
だから今、こうしている
空を見ている 友と語らっている
仕方ないと笑っている
ふざけんなと怒っている
僕がいる
何もかもがうつくしいと、
そう思う日がいつかやってくる
そうじゃなきゃ、やってらんない
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