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日々の機微

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誰の役にも立たないが少し可笑しい、日々出会ったものと思ってしまったことを綴るエッセイ。
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#日記

「反り」の代表例

「反り」の代表例

≪日々の機微 vol.5≫

未だに「反り」を見ると真っ先に小田和正のあのジャケット写真を思い浮かべる。
私の世代的にはイナバウワーがマスの「反り」だろうが、小田和正まで遡ってしまうのだ。

そんなことを思いながら、では現代において最新の「反り」はなんだろうか。
小田和正は1991年、荒川静香が2006年。
15年に一度のペースで世間に知れ渡る反りが生まれているとすれば、すでに最新の反りがアップデ

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覗きたくなる好奇心

覗きたくなる好奇心

≪日々の機微 vol.4≫

いて、何になるわけでもないが好奇心は止められない。

たいがいは名前もわからない小魚の群れ。ちょっと大きい魚がいると、ゴミ箱にゴミを一発で入れられた時と同じくらいの小さな「おー」を唱え、小さなフグやクラゲといった普段見ない魚を見つけるとウォーリーを見つけたときと同じ「いた!」という気持ちを抱くが、ただそれだけである。

さて、この一枚のように私はカラーコーン(ロードコ

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幸せは勝手にこぼれ落ち、そして勝手に…

幸せは勝手にこぼれ落ち、そして勝手に…

≪日々の機微 vol.3≫

"幸"せがない。
たまたま"幸"が抜け落ちたことは不幸とも言えるが、そんな状況に出会った私にとっては物凄く幸運なことだった。

当事者にとっては悲劇だが、全ての状況を俯瞰して観ている観客にとっては喜劇になることはコメディにおいて当たり前に起こっている事象だが、まさにこの状況も引いた目線で見ると、ふふふと思わずにはいられない喜劇的な瞬間であった。

もちろん、当事者とし

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カメラを持ち歩くことの喜び

カメラを持ち歩くことの喜び

≪日々の機微 vol.2≫

カメラを持って歩くと、それまで意識してなかったものを見るようになったり、未知な景色との出会いがある。

カメラを持ち歩いて「いつでも撮れるぞ!」という状態を作っておくと、宝探しをするように周囲にあるものに目を凝らし敏感に探し回る。逆にカメラを持っていないときは意識が向かないときすら、いや、時に敢えて意識を向けずに「今は撮れないからどうか出会いませんように!」と念じなが

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取り残されたカルマ

取り残されたカルマ

≪日々の機微 vol.1≫

この世に取り残された"業"はなんの因果であろうか。

全ての行いは常に自分へ返ってくるのだと、こちらに問いかけてくるようだ。

その点では路上に散見する禁止看板よりもたった一文字で考えさせられる潔さがある。そんなことを思う私が何かに取り憑かれているかもしれないが、一旦棚に上げておこう。

この状況の種明かしをすると、ここは元々〇〇工業だったと思われる跡地だ。他に看板は

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