覗きたくなる好奇心
≪日々の機微 vol.4≫
いて、何になるわけでもないが好奇心は止められない。
たいがいは名前もわからない小魚の群れ。ちょっと大きい魚がいると、ゴミ箱にゴミを一発で入れられた時と同じくらいの小さな「おー」を唱え、小さなフグやクラゲといった普段見ない魚を見つけるとウォーリーを見つけたときと同じ「いた!」という気持ちを抱くが、ただそれだけである。
さて、この一枚のように私はカラーコーン(ロードコーン・パイロン・三角コーンと呼び方は人それぞれ)を人の存在と同じようにに見てしまう。
こちらの方は防波堤のちょっとした曲がり角に立っている。真っ直ぐだと思い込んだ人が落ちないように配備されているのであろう。
そんなバイトをずっとしていたら、やることもないし海も見たくなるのも仕方ない。