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217☆【イタリア保存食】トマトの水煮の作り方

ぼんじょーるの!
むちゃくちゃ爽やかで高原の朝みたいな火曜日です。

昨日は朝から夕方まで湖に行っていたのですけど、夕方になったら風が肌寒くなってきて、もしかしたら例のアフリカからの熱気は終わったような?
今週いっぱい続くと思ってましたけど。。。

さて。8月も半ばを過ぎ、トマトが最盛期。
いつもは少しだけお高めなPomodolini Datteriniポモドリーニ・ダッテリーニが山盛りで300円ぐらいで売ってたので……

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水煮をつくることにしました。

イタリアではトマトの最盛期、夏の太陽をいっぱい浴びた美味しいトマトを1年中楽しめるように水煮にして保存食にします。
日本でも買えるトマトの水煮缶ですね。

トマトをよく洗ってお鍋に入れたら水を半分ぐらい。
今回は塩も入れません。
蓋をしてグツグツ煮ていきます。

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20分ぐらいで火を止め、あとは余熱でさらに20分ぐらい。
ストウブですからね!
ふつうのお鍋なら30~40分煮ればOKです。

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粗熱が取れたら甑(こしき)に移していきます。
ものすごくクラシックな調理道具ですけどミキサーでガーッとやると皮や種を取り除くのが難儀です。
やっぱり手動式の甑に入れて濾すのがイチバン!

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手で上のハンドルをグルグル回すと甑を通ったトマトが下に落ちていく仕組み。

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回して円盤で押しつぶしながら濾していく感じなんですけど、日本でも買えるのかなぁ。
日本の昔ながらの甑はしゃもじを使って手でしごきながら、ですものね。
こんな大量のトマトを濾すには大変な作業になっちゃいますよねぇ。

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濾したトマトを煮沸消毒した瓶に入れたら出来上がり。
上からオリーブオイルを静かに入れて膜を張り保存性を高める、という人もいますけど私はやりません。
今回はすぐ使い切るつもりなので。
塩も入れてませんから1本は冷蔵庫、残りは冷凍庫に入れました。

こうして写真で見るとなんだかトマトジュースみたいですけど、あら?ホントにトマトジュース?
いや、ジュースは生のトマトを使ってますよね、たぶん。

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甑に残った皮とタネ。
あんなにいっぱいあったトマトがたったこれだけになりました。

今回作ったのはトマトソースではなく、あくまでも水煮。
これをベースにしていろんなトマト味の料理を作るのです。
オリーブオイルや塩、バジルなどを入れて煮詰めればトマトソースの出来上がり。
そこにパスタを絡めれば本格的な「パスタ・アル・ポモドーロ」になります。

夏の終わりの完熟トマトを安く入手できるなら、ぜひ試してみてください。
夏の太陽を瓶詰めにする感じ。
いつでも濃厚でナチュラルなトマトそのものを味わえる保存食になります。


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