320☆サンタ・ルチアとイタリアの雲と畑の収穫
ぼんじょーるの!
晴れているけど寒い火曜の朝です。
今朝、起きたら、シャッターを下ろしてある寝室の窓はいつも通りだったのですけどね。
シャッターもカーテンも何もないリビングの二重窓が結露していました(汗。
11月に結露だなんて、この家に引っ越して3年目にして初めてです。
例年12月1週目にこんな寒さがやって来るんですよね。
そんな話を昨日、畑に向かう車の中でしていたら、イタリアには、というかこの辺りかな、サンタ・ルチアの日から本格的な冬の到来、ということになっているのだそうです。
帰ってきてサンタ・ルチアの日をチェックしたら12月13日でした。
ということは、今年の冬は約2週間早くやってきたことになりますね。
昨日はお昼前から晴れ間も出てきて、なかなかのお天気になりました。
光りが強くてサングラスが必要なほどです。
でも、こういう時こそ夜間はグッと気温が下がるのです。
というわけで、畑の一部に保温用のシートをかけました。
フェンネル、フィノッキオの若葉はフニャフニャなので、これが凍ったら大変!
レタスも若干、凍傷にかかってるかな(汗。
このあと、シートで覆いました。
シートが4枚しかなかったので、寒さに強いブロッコリー系の野菜たちはそのまま放置。
葉っぱも密集してるし、きっと大丈夫でしょう。
それにしても良いお天気!
青空に白い雲と、若干グレーの雲が残っています。
いや、白雲の下の黒い部分は太陽の影になってるだけかも。
イタリアの空はなんだかいつも雲が低いように思います。
空が近いとも言えるけど、日本の空とは何か決定的に印象が違うんですよね。
2、3日前の夕暮れどき。
まるで西洋絵画に出てくるような雲が浮かんでいました。
薄墨桜のような、ちょっと明るいオレンジも混ざりつつ、ところどころ夕日を反射して輝く雲。
こういうのを見たら絵に描きたくなりますよね……画力があれば再現できるでしょうけど。
実は夜の雲もあります。
まだ日が沈んだばかり、空に明るさが残っていると見ることができるめずらしい雲。
こうして空を眺めていると本当に飽きません。
同じ雲は絶対に出てきませんから、見逃してなるものかと空の観察が続きます……どんだけヒマなのか(笑。
さて、せっかく畑へ行ったのでちょっと収穫。
こちらは野草2種。
上は大根の葉っぱみたいな野草ですけど、ラモラッチョ、と言うのだそうです。
下はチコーリア・セルヴァティカで野生チコリ。
ミネストローネ用に黒キャベツ、スイスチャード、チコーリア。
まだトマトが収穫できます!
青いのを取ってきたのはパスタソースを作るため。
見ていたら突然、夏の爽やかな味、青いトマトのスパゲッティを食べたくなったので。
寒いと言ってもローマの冷え込みなんて、たかが知れています。
ブロッコレッティの花も咲いていました。
ローマでは「ブロッコレッティ」ですけど、イタリア全土で見ると一般的には「チーマ・ディ・ラーパ」、カブの先っちょ、です。
こんなふうにツボミのつき始めた先端だけを収穫するから。
初穂を摘んでおくと、二番手、三番手が成長して、また収穫することができます。
ひょいひょい先っちょだけ収穫すれば冬の間じゅう楽しめる、何とも便利な野菜です。
どうりで八百屋さんでもお手頃価格なわけだわ。
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