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395☆イタリア警官に職質されたと思ったら……

ぼんじょーるの!
ついに5月ですねぇ。
日本は明日2日を休めれば、9連休なんですってね。
イタリアだったらポンテ案件で公式に9連休になりますけど。

ポンテとはイタリア語で「橋」を表す言葉です。
日・祝日と日・祝日に挟まれた平日は休日になるというオセロみたいな連休システム。
面白いですよね。

日本はあんまりお天気が良くないようですね。
良かったらおうちワインのお供にぜひ!

さて、昨日はポーランド女子と朝から海へ。
私たちは最近、一緒にバールで朝食を取り、そのまま海へ行ってまったりする、という過ごし方にハマってます。
ポーランド女子の肌は真っ白なので、真夏の海の太陽は強すぎるらしい。
欧米人とひとくくりにしがちだけど、ラテン系であるイタリア人とスラブ系であるポーランド女子の肌とはぜんぜん違うのです。

いつものように浜辺でくつろいでいたら、2人の見回り中の警官が私たちに近づいてきました。
こんな早い時間に海にいるのは、釣り人と散歩してる人ぐらいしかいません。

不審に思われて職質されるのかなと身構えていたら。

ぜーんぜん普通の世間話でした(笑。

私はいまだによく分からないのですが、イタリアには実にさまざまな種類の制服警官がいます。
一般的によく見るのは、カラビニエリとポリツィア。
殺人事件の捜査などするのはカラビニエリで交通整理はポリツィア。
日本で言うと捜査一課がカラビニエリで交番勤務がポリツィアみたいな。

昨日の警官たちは、彼らの説明によると、ローマ全体を管轄している県警みたいな感じでした。
決まった配置はなく、ローマ北部で毎日異なる必要な場所に行くのだって。
お祭りがあればそこへ行くし、昨日はどうやら天気も良かったし土曜だしで海の警備に回されたとか。

そういえば、釣り人にも話しかけてたけど、あれは釣り免許をチェックしてたのですね。
ブラッチャーノ湖もそうですけど、この辺りでは誰でもふらりと好きな場所で釣りができるわけではないらしい。
登録許可証を持ってないと違法になるそうです。

あと、昨日の海岸は自然保護地区なので犬を連れてくるのはNG。
保護地区の小動物が犬に危害を加えられる恐れがあるので禁止されてるのですって。

そんな話から話題は自然保護の重要性になり、イタリア各地には外来種によって絶滅させられた種が多くいること。
とくにザリガニはとても強くて、湿地帯の川エビもぜんぶ彼らに食べられて絶滅してしまうとか。
そういう輩を取り締まるのも、昨日の彼らの仕事のようでした。

そして、彼らが帰り際に、明日も来るよね?何時ごろ来るの?と言ってきたー!
これがけっこう、しつこい(汗。
適当にはぐらかしつつ答えあぐねていたら、じゃ11時ね!と勝手に時間を決められた!

ポーランド女子が言うには、これはナンパだと。
職務中の警官がナンパだなんて、日本だったら新聞沙汰の大問題になりますよね?

でも、ホントにイタリアではこれはよくあることで、パトカーの中から「ベッラ!(かわいいね!)」と声をかけられたり、バールでカフェしてて職質じゃなくあきらかにナンパ目的で話しかけられたり。

警官だから安心かというと、そんなことはぜんぜんないんですー(笑。
ホントに習慣的にナチュラルに、息を吐くようにナンパの言葉が口から出てきちゃうんですね(爆。


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