「推し疲れ」から学ぶ!#1|顧客が離れないビジネス設計の秘密
みなさん、「推し疲れ」という言葉をご存知ですか?
簡単に言うと、「推し活」に疲れてしまった状態のことを指します。推し活とは、アイドルやアーティスト、キャラクターなど、大好きなものを全力で応援する活動のこと。好きな気持ちで始めたはずの推し活なのに、いつの間にか疲れてしまう――なんだか切ないですよね。
今日は、この「推し疲れ」からあなたのビジネス設計について考えてみたいと思います。
実は、この現象には経営者として学べるポイントがたくさん隠されているんです。
「推し疲れ」の原因を知ることは、顧客の離脱を防ぐヒント
推し疲れに陥るファンの気持ちを想像してみてください。好きという感情が「つらい」という感情に変わる瞬間があるのです。そしてその理由は、大きく分けて2つ――「お金」と「時間」。今日はこの中でも「お金」の側面について深掘りします。
「お金」が原因の推し疲れとは?
推し疲れにおいて「お金」が問題になるケース、それはファンが無理をして応援を続けている場合です。具体的には、その人の「可処分所得」を超えた支出が求められるような状況です。コンサートチケット、グッズ、課金コンテンツ……それらすべてが積み重なると、どんなに推しが好きでも、財布の限界がやってきます。
これをビジネスに置き換えてみましょう。
あなたのサービスや商品、価格設定はどうでしょうか?
リピート率が低い原因、考えたことありますか?
ビジネスにおいて、リピート率が低いと感じたら、その理由を分析してみる必要があります。もちろん、原因はお金だけではありません。でも、もし「金額が無理だから続けられない」という状況であれば、たとえあなたの商品やサービスが素晴らしいものであっても、お客様はやがて離れてしまいます。
応援され続けるための価格設計を
では、どうすればよいのでしょう?
まず考えてほしいのは、あなたのサービスや商品を利用する「理想のお客様像」です。その方の生活スタイルや予算感に、あなたの価格設定は合っていますか?応援したい気持ちを持ちながら無理なく続けられる仕組みになっていますか?
もし「高価格帯だからプレミア感があって良い」と考える場合も、リピートしてもらえる工夫をする必要があります。分割払いの選択肢を用意したり、長期的に価値を感じてもらえるようなアフターフォローをしたりすることで、無理なく使い続けてもらえる環境を作ることが大切です。
誰に応援してもらう?
最終的に、あなたのビジネスを応援してくれるのはどんなお客様でしょうか?そのお客様が「推し疲れ」せずに、長くあなたのサービスや商品を利用できるようにするにはどうしたらいいか――これを考えることが、ビジネス成功の鍵になります。
今日は「お金」についてお話ししましたが、明日は「時間」の側面についてお話ししたいと思います。お楽しみに!
それではまた。
みゆき
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