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0メートルの旅と言う本
興味がわいた本のタイトル
友人のツイートからすぐ本屋で購入して読んだ「0メートルの旅」という本。本のタイトルが興味をそそられた。コロナ禍で旅行もしていない年末に「旅」と言う文字と「0メートル」と言うのはどう言う事か?と気になった。
旅好きな会社員の著者の旅行記である。海外編と国内編があり出来事と描写が面白い。旅はいろんな出来事はつきものだ。
同じ場所に行ったとしても、同じ出来事が起こるわけではない。その人が体験した旅は独自固有だ。だから面白いのだろう。
コロナ禍の今だから余計に旅行記が読みたくなったかもしれない。そして、0メートルの旅と言うタイトルもまたこの時期だからこそ響く。
編集者の今野さんのツイートでこの本のタイトルを90案の中から著者の岡田さんと決めたと。
『0メートルの旅』という本は、著者の岡田悠@YuuuO さんと2人で90の案を出した末に決めたタイトルでした。
— 今野 良介|編集者 (@aikonnor) January 10, 2021
今、1500を超える #0メートルの旅
を1つひとつ味わいながら、このタイトルにしてよかったと思っています。
抽象的すぎるかなとも思ったんですが、みんなその意味を自分で咀嚼してくれてる。 pic.twitter.com/sZ86R8HV71
今だからのタイトルとそれぞれの感じ方
この本が数年前だったら違うタイトルだったかも知れないし、またこの本を手に取らなかったかも知れない。その時の環境にあったタイトルは本屋に行くと感じる。本のタイトルを見ると似たようなタイトルが多いのは珍しくはない。
この本はブームにのったタイトルではなく、読者の心境を突いたタイトルのような気がする。コロナ禍で旅ができなくなり、少し落ち込んだり、モチベーションが低くなった僕らを楽しませてくれた。
そして、旅は物理的な距離は関係ないかも知れないと。
受け止め方は人それぞれだが、いいきっかけになったのは間違いない。