短歌のこと。

私が寄稿させてもらう文芸誌で短歌を募集してるので、宣伝です。

大谷がホームラン王を取った日に子どもをあきらめようと思った

短歌は下手の横好きで、来年はあんま書かんかなと思うのですが、読むのは好きです。3年ぐらい前から放送大学短歌会に所属しており、いっぱい読ませてもらえて楽しかった。

voyageをオヤジと読んだ友だちの描く青がすごくきれいだった

直近の放送大学短歌会で主席だった作品はこちら。

ブームだというけどみんな藪内の薮という字も書けないくせに

好きな歌人はベタofベタですが藪内亮輔です。ここ10年ぐらいで出てきた歌人のなかでは別格だと思う。

本だけが友だちだったあの頃は今より世界が広く見えてた

家がない子らが見ていた夕焼けを消さないようなインクがほしい

言葉にはできずあぶくを吐くわたし夜はあおくてさびしい金魚

「空きれい」人生さいごのツイートは鍵アカがひとりいいねをくれた

銀色の春をとかした珈琲を飲みほしたとき思い出すひと

どんな短歌が届くのか、楽しみにしています。

宣伝のふたつめ。私が出演するイベントで短歌などを募集しています。

泣いている海底みたいな部屋のなかテレビのむこうに52ヘルツ

投稿してもらった作品はデジタルサイネージで町に流れます。

ほんとうにやましいことがないのなら裸で町を歩けるはずだ

イベントの本体は来年の2月22日(土)。デジタルサイネージのほか、朗読があったり(みんな参加できるよ)販売があったり(みんな参加できるよ)楽しいイベントなので、ぜひ参加してね。

終電の吊革にぎり窓を見ればひとりでしてるいくときの顔

おとなりに住む子の声だけ知っている僕だけのシンガーソングライター

あのときの傘じゃないかこれまでにどんな男に抱かれてきたの

留学生の子となわとびを遊んでたずっとだまって遊んでいた

いつまでもいっしょにかわいく暮らそうね僕たちふたり理由ありミカン

以上、宣伝でした!
いろんな出会いがありますように。


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