忘れられない 思い出 それすらも きっと 事実とは異なるのだろう
覚悟なんて無くても 拓ける未来 ただ 現実を 受け止めるだけ
時間は有限だ けれども 時間の概念が 無ければ 今だけがある
活字の海に揺蕩い 紙の手触りを楽しむ 本を読んでいる その瞬間は 演技から解放される
眠気と 戦いながら 待つ まだ 終わらないかな
ばたん きゅー 繰り返したら もう 金曜日
ゆっくりと息を吸う 肺に空気が満たされる そんな当たり前に 少し幸せを感じる サウナの中
何かが 不在 そんな気持ちを 持て余している 寒空の 一日
土曜の昼 サードプレイスを 新規開拓 酩酊しながら思う 定着すればいいな
テクノロジーと 戯れて 癒される 適度な 刺激と反応に
本当の友達に 囲まれて 過ごす 幸せ 本という友達
刺激でぐったり 三連休の 夕方 最近は いつも こんな感じだ
母と そして 人生と 対峙した 一年の初め
暇は嫌だ 忙しいのも嫌だ でも ちょうど良いが 見つからない
いいちこ飲んで 良い心地 目の前には PCと未処理の仕事 そんな 金曜の夜
変化の一年 朝風呂の中 振り返る 自分に一言 お疲れ様
激動の一年 最後に風邪を引く ようやく 少しだけ リラックスできた
ポートランドの クリスマスツリー 雪景色 あれから 二年 実感が遠ざかる
人生模様とは ココロの傷が 描く地図 さあ 来年も歩こう
ヒートテックを 纏って 改めて思う 人肌の 温かさ
そっと 言葉を 添える それが 優しさ
進んでいるのか 戻っているのか 何も分からない 道なんて 元々 無かったようだ
人生は電車旅 心を打つ絶景 暗いトンネル そして大半は 平凡な街並み
冷たい風を 浴びながら それでも 海の蒼は 温かくて
車窓から眺める 水色の空 メタセコイアの 黄色並木 思い出しながら
止まった時間が 少しずつ 動き出す 歳は 重ねたけれど
タクシーの中 ココロの声 今日は 飲むしかない ふぅ
風船の紐を 握る 手 ギュッと 飛んでいかないように
語りが うねり リズムが生じる 十数年ぶりの 友との再開
寝落ちして 携帯の充電が 切れている それでも朝が 動き始める
どんどんどん 黄色に染まる 並木を歩いた 今は もう そこにいない
明滅する リズム ただ それが 変わっただけ
目まぐるしい 日々 車窓を 流れる 景色みたいに
分かち合う ただ 経験を ゆっくりと ゆっくりと
見通しが つくかどうか それが大事 疲れない ために
無風 でも 葉は揺れている 心も また
写真は撮れない この瞬間 歌が 世界を 掠め取る