【レインボー】見えないものが見える恋愛コント
フジテレビで放送されている「ネタパレ」というバラエティ番組を見ているのですが、8月11日に放送された回がとても面白かったんです。
私はコントも好きですが、漫才の方がより好きなため、どうしても漫才をひいきしてしまうところがあります。
この放送回ではキュウのお2人のみが漫才だったので残念ではありましたが、ハナコやラランドのコントもすごく面白かったです。
・レインボーの恋愛コントが秀逸
コントといえば衣装や小道具、豪華なものになれば舞台セットまで使用して行われることもあります。
ただ、ネタパレで舞台セットまで使用するコントは少ないため、この回も衣装と小道具のみでコントを行うものが多かったです。
その中でも特に印象に残ったのがレインボーのコントでした。
設定は地元を出ていく女友達を男の子が引き留めるというような、言ってしまえばよくある設定です。ただ、レインボーは男女の関係をネタにするのがうまく、見ているとどんどんその世界に引き込まれていきます。
『すぐに勘違いしてしまう男』が格好つけてしまうところ。『勘違いさせる女』が実は友達から嫌われているといった設定が、見ているこちらを1歩立ち止まらせるような役作りで、視聴者側がふかんして見られるようになっています。
途中までは「そういう感じのコントね(笑)」となぜか上から目線で見ていた私でしたが、コント終盤に近づいてくると状況が変わっていました。
舞台セットなんてないのに背景に駅のホームや田舎の風景が見えてきますし、2人が小さな頃から仲良しだった光景も思い出せます。私の記憶にそんなものはないのに。
・目に見えないものまで見せる
今まで見てきたコントはその場で完結しているものでしたし、それで面白かったのです。別に映画を見た後のような余韻がほしいわけでもないし、感動なんて求めてはいませんでした。
ただ、レインボーのコントは没入感のある珍しいものだったと思います。見終わった時に「いいものを見たな」と思える珍しいコントでした。
・コントっていいものですね
漫才も面白くて私は好きですが、コントにはこういった体験もできる側面があることに気づかされました。
「すごいな」と感心しながらも、その日の放送回は男女トリオのモシモシがやったコントに全てを持ち去られました。やっぱり、素直に笑えるものが記憶によく残りますね。
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