#11 Clear space, Clear mind
昨今、断捨離という言葉はすでに私たちのスタンダードになりました。
不要なものを処分したり、隅々まできれいにお掃除をすると、ざわついていた心もすっきりと軽くなりますよね。
kapakahi(カパカヒ)とはハワイ語で
偏っていたり、曲がっていたり、あるべき場所に置かれていないこと。
私の師がよく
Outside kapakahi, inside kapakahi
(外側が雑然としていると、内側も然り)
と言い、常に身のまわりをきれいに整理整頓することの大切さを教えてくれました。
心の平静は私たちの理想ですが、特に人々のBody・Mind・Spiritに触れるLomilomiプラクティショナーにとって最も大切なことです。
日頃から内側の静けさをキープするために、目に見えるまわりの環境がいかにマインドに影響するかを強く意識するようになりました。
例えば、マッサージテーブルにセットするシーツのしわひとつであっても施術に影響すると師は言いました。
私たちの頭と心はいつも忙しく、休む暇もなく働き続けています。
五感で様々な情報をキャッチし、
自分の中で質疑応答がはじまり、
同じことを繰り返し考えたり、
誰かの言葉が頭から離れなかったり、
情報過多により自分のほんとうの声が聞こえにくくなります。
今は亡き、カウアイ島の偉大なホ・オポノポノの先生であった故Uncle Allen Alapa’iが言っていました。
私たちは時に頭の中が他の人の声でいっぱいになっている。
パートナーや家族、友だち、職場の同僚、近所の住人など、
誰かが言った言葉が頭を占拠して、まるで自分の声のように錯覚してしまうから気をつけなさい。
その声をホワイトノイズと呼びます。
ホワイトノイズが消えない限り、自分のほんとうの声は聞こえてこないのです。
そんなざわついた頭と心を静かにしてくれるシンプルな方法のひとつが、
空間をクリアに保ち、空白を空けること
です。
あたらしいすてきなことやインスピレーションはその空白にやってきます。
自分の中に心地良い“凪“をつくるために
“Clear space, Clear mind”を意識してみましょう。