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アラフィフ女性に訪れる転機:地獄の底から這い上がる方法|『地獄の底でみたものは』の感想

タイトルに誘われて1冊本を読んでみました。表がタイトルなので、多分ホラーかな?と思ったらよい意味で期待を裏切られていた感じです。ネタバレを含んでおりますのでご了承をください。


本書の地獄とは人生のフェーズです。人間だれしも人生を歩むなかで、好調なときもあれば、不調な時もあります。とくに絶不調といいますかどん底もあると思います。

本書ではそのどん底を地獄の底と表現しているように感じました。物語の中は4つの短編集で組まれていて年齢が40代後半から50代前半の女性が主人公です。一般にアラフィフと呼ばれる年代でして、このアラフィフというのは人生の転機が訪れる時期なんだなと感じました。

ぼくも他人事ではないので、ぼくの人生の転機は何才だろうかと考えるとアラフィフになってすぐぐらい(つまり40代後半)かなと思いました。転機に入りましたが、心身面では大分回復してきているけど、でもあと一息というところでしょうかね。

アラフィフはいろいろあるようなのです。タイトルは次のようになっています。

①53歳で専業主婦をクビになる

専業主婦だったけど、離婚して53歳から働くことを強いられられます。人生で言えば半分終わった状態ですが、まだまだ先は長いので働かないといけません。

諦めたたらゲームはそこで終わりですよ。
そんなアニメの名セリフがありましたが、そんな言葉がよく似合う物語だと思います。

人間歳のせいにしてチャレンジをあきらめるのは良くないなと思いました。
歳のせいと言うのなら、まずはやってみてからでしょうか。実際に無理なこともあるので。でも意外とそのケースは少ないのかもと思います。

②51歳でこれまでの働きぶりを全否定される

旅行会社でキャリアを積み上げてきた部長さんのお話です。会社で働いていて、自分の成果で積み上げてみても社内政治に負けて思い通りにいかないこともあります。そこで思い切って独立して自分で会社を作って事業を作っていこうというお話です。

この手の話は、独立するとこんなはずじゃなかったというオチが多いのですが、この話は独立を推奨するものでした。もっともしっかりリスクの見積もするべきなのですが。

この物語は、独立するために綿密な計画を立てても、確実に成功するとは限らなないことです。なので非常に不安になります。しかし同僚や友達のおかげで心がほぐれて、やってみようとなるのです。

積み重ねてきたもの、褒められなくても気づかいや行動は周りがしっかりと見ていていざとなったら味方になってくれものだねと思うのでした。

③46歳で教え子の選手に逃げられる

水泳コーチのお話。熱血コーチだったけど、その指導が合わないと生徒から別のコーチに教えてもらうとそのコーチのもとから逃げてしまいます。

そのコーチは、今まで信じてこの方法がベストと思い教えてきて、その方法では通用しないと言われてしまい、今後どうしていくかよくわからなくなってしまったようです。

そこに現れるのは、あるハンディキャップを背負ったスイマーです。
そのハンディキャップのせいでは、練習量に限界ができます。さぁその条件下で何を見つけてどう鍛えていくのか。

相手のことをよく見て、相手に一番合う方法を見つけることが大切ということが良くわかるお話でした。

④52歳で収入がゼロになる

長年自分のラジオ番組を持つアナウンサー。だけど、ある日突然解雇を通達されてしまいます。もともとフリーランスな働き方なので安定してないのは不思議ではありません。しかし、看板番組をもつと、なぜか安定して見えてそれが普通になり、ずっと続くものだと錯覚してしまうのです。

ここでは、今までの積み重ねは無駄にはならないということを教えられました。今やっていることが次のことへ直接役には立たないかもしれません。でも、経験したことは生きていく上での宝になるんだなと思いました。

まとめ:アラフィフで人生の転機になっても前を向いて進んでいけばなんとかなる

4つのお話から次の4つがそれぞれポイントとして学びました。
・挑戦はいくつからでもできる。歳のせいにしてはいけない
・孤独に見えて、見ている人は見ている。誠実に生きよう
・相手のことを考え、相手にとって1番良いことは何かを常に考えよう
・今までの積み重ねは無駄にはならない、形を変えて役に立つ時が必ず来る

自分はサラリーマンだけど、それがずっと続くわけでもなく。
今後の身の振り方も考えておきたいと思いました。

3行日記:昨日はしっかり寝ることができました

昨日はしっかりと寝ることにしました。たぶん、8時間くらい寝たと思う。年を重ねるとなかなか寝られなくなるといいます。その兆候は出てたりするのですが、そこをあえてじっくり寝てみました。そしたら今日の朝はちょっと寝坊しましたが、すっきりと良い気持ちです。

1年前:寮探しに奔走していたようです

このころは寮探しのため、出かけていました。実物をみて、これでいこうかどうしようか、かなり急いで決めていたようです。それも、もともとも入ろうとしていたところを事前予約してあったのにもかかわらず後回しされてしまって・・・。怪我の功名でしょうか。良いところに巡り合えたと思ってます(親としてはなので、子供からするともっと広いところが良かったのかもですが・・・)

でも、まぁ、なんとかなっているようなので奔走した甲斐があったと思ってます。

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