10月12日、やまぐち五感プロジェクト「アロマ(aroma)編」、開催します!
■ゲストは元KRYアナウンサーでアロマクリエイターの荒石由紀恵さん
こんにちは。編集者の池口祥司です。
「やまぐち五感プロジェクト」第1弾の「クラシック音楽編」に続く第2弾は、元山口放送(KRY)アナウンサーで、アロマクリエイターの荒石由紀恵さんをお招きして開催します。
荒石さんは山口県の熊毛郡熊毛町、現在の周南市のご出身。幼少期は人前で話すことが大の苦手だったそうですが、東京の大学卒業後はKRYにUターン就職、アナウンサーとして活躍されました。
では、そんな荒石さんがなぜ、アロマのお仕事をするようになったのでしょうか。当日は、アロマの基本・活用法とあわせて、山口への思いやこれまでの活動についてお話しいただきますので、ぜひ、会場にお越しいただければ幸いです。
本記事はここから、プロジェクトメンバーの山口大学3年の尾畑陽南さんにバトンタッチ。「五感プロジェクト」の趣旨、そして荒石さんへの事前インタビューについて、尾畑さん、よろしくお願いします!
■五感プロジェクトについて
私たちは、生まれた時から今この瞬間まで、常に自分以外の外の世界を「五感」で感じている。本プロジェクトでは、私たち人間が持つ「五感」を使って、山口にルーツを持つプロフェッショナルと山口大学生が共に歴史ある山口の「風土」について探求していく。本記事では、「五感」の中でも最も感情的であり、本能的といわれる「嗅覚」について、山口大学国際総合科学部3年尾畑陽南が、元山口放送(日本テレビ系列局)アナウンサーの荒石由紀恵さんに事前インタビューした内容を基に記事を書く。
■荒石さんのプロフィール
山口県の熊毛郡熊毛町(現在の周南市)という自然豊かな場所で育った荒石由紀恵さん。大学進学と共に上京し、中央大学国文学部に通う。その後、山口放送に入社し、局アナウンサーとして勤務。退職後はアロマセラピーを通して、匂いのスペシャリストとして活躍している。10月12日(土)に山口市のKDDI維新ホールで開催される、「アロマ」をテーマにしたイベントにも登壇する。
そんな「香り」のスペシャリストとしてご活躍されている荒石さんに、荒石さんの幼少期と現在の活動についてオンラインで語ってもらった。
■自然の匂い
――荒石さんの幼少期について教えてください。
熊毛郡熊毛町の三丘という小さな町で育ちました。通っていたのは全校生徒が200人くらいの小学校でしたね。自然が身近にあったので、目に見える全てのものを匂っていた子どもでした。特に、りんごのような柑橘系の香りがするゾウムシの匂いが一番好きでした。今でも柑橘系の匂いを嗅ぐと生まれ育った熊毛町を思い出します。
■アロマセラピーとの出会い
――東京の大学を卒業された後、山口放送でアナウンサーをされているときに「アロマ」と出会ったとお聞きしています。どのような出会いだったのでしょうか。
局のアナウンサーとしてアロマセラピーの先生を取材した際、すぐにアロマ(植物)の匂いの魅力に惹きつけられて、取材をした次の日から勉強を始めました。退職後はオーストラリアに留学し、日本のアロマセラピーとは異なる、生活と共にあるオーストラリアのアロマセラピーをホストマザーから学ぶ中で、よりアロマセラピーに興味を持つようになりました。そして日本へ帰国後、アロマセラピーを本格的に学び、資格を取得しました。
■「感性」を磨くということ、香りを「嗅ぐ」ということ
――資格を取得し、本格的にアロマクリエイターとしてご活躍される中で様々な経験をされたと思います。そのようなご経験を踏まえて、荒石さんにとって、アロマセラピーとはどのような存在でしょうか?
アロマの効能は人によって違うんですよね。オレンジの香りがいい香りだと感じる人もいれば、大嫌いだという人もいます。その人にとって心地良いものがその人の心と身体に働きかけるものだと私は思っているので、その人に合った香りを調合するようにしています。ラベンダーだからリラックスするというわけではないのです。ラベンダーの匂いが嫌いな人には全然リラックスできる香りではありませんよね? だから、「その人にとって心地良い香りが何なのかを探すこと」が効果を高める唯一の方法だと思っています。年や身体の状態によっても、「いいなぁ」と思う香りは違ってきます。そういうのを見極めながら、心地よくなれるように、ネガティブではない気持ちを香りで感じられるように、生活の中で取り入れてもらえるようにしています。
――最後に、アロマクリエイターとして、これからもご活躍される中で伝えたいことを教えてください。
都会の子どもたちに周りの匂いについてきくと、ちゃんとすぐに答えられる子どもが少なくなっていると感じています。もっと「香りを意識した生活」をしてほしいなと思っています。香りを嗅ぐことは「感性を磨く」ことにつながってくるんですよ。だから子どもたちに「感性を磨く」一つの方法として、香りを意識した生活をしてほしいと思っています。
■みなさんはどんな匂いを感じていますか
五感(聴覚、嗅覚、触覚、視覚、味覚)の中で一番本能的だといわれる「嗅覚」。荒石さんは「嗅覚」を、人の本能をより感じる感覚だという。
この記事を読むみなさんは、今日の朝起きてどんな匂いを感じただろうか。そして今、この瞬間、どんな匂いの中にいるだろうか。10月12日(土)KDDI維新ホールにて荒石由紀恵さんと共に、同じ匂いを感じ、感性を研ぎ澄ます時間を過ごしてみてはどうだろう。
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