大菩薩嶺 ぼっち登山 後悔した下山 2024.12.7 東京から公共交通機関利用
YAMAPはこちら
大菩薩嶺登山 このルートはおすすめしません
https://yamap.com/activities/36434067
公共交通機関組には厳しい季節になってきた。
登山口までのバスが、どんどん冬季休業になってくる季節。そんな中、ここは年末年始以外はバスが出ている貴重な登山口の1つ。(正確な情報はバス公式サイトをご確認ください)
今回は百名山にも数えられ、初心者にも優しい大菩薩嶺に行ってきた。
自分は極力時間をかけて山を登り降りしたいタイプなので、大菩薩峠登山口を起点に周回するルートを選んだ。その中でも少し小回りなのは初めての山であることとバスの時刻をみて念のため標準タイムx1.0で予定を立てたかったから。
家から登山口までの往復に何時間もかけ、山を登るのに3時間4時間しかいないのは嫌だし、塩山駅から登山口までのバス料金の安さも決め手。
勿体無い精神、いわゆるケチなのよ。
公共交通機関で移動
06:04 八王子から塩山駅へ
土曜の中央本線は空いている。平日は会社員と学生で満員電車だ。平日のハイカーは肩身が狭い思いをする。本日は土曜日。乗客は少なくハイカーと思われる人が目立つ。その多くは大月で降りてゆく。みなさんどこの山へ行かれるのかな?
7:25 塩山駅南口のバス停到着
バスの乗客は10人ほどで、登山口で降りたのは5名ほど。もっと混むかなと思っていたけど、全くだった。
ここはマイナールートらしい。事前調査ではYAMAPでこのルートを通ってる人が見当たらなかったので、やはりマイナールートということか。
バスの料金も安くアプローチしやすいのにみなさん甲斐大和駅からのアプローチを選択されているみたい。その理由は下山時に痛感することになる。そんなこととはつゆ知らず意気揚々と歩き出す。
山登り 大菩薩嶺
大菩薩峠登山口から上日川峠まで
少しアスファルトを歩くが悪くない道のりだ。ラリーのレースでもされていそうな素敵な道だった。
上日川峠まであと7キロの道路標識を見た時は「え?そんなに道路歩くの?」と気持ちが滅入りそうだったが大丈夫。アスファルトばかりではない。登山道に敷き詰められたフワフワ落ち葉を踏みしめながら歩く楽しい道のりだ。
上日川峠まですれ違ったのは1組の老夫婦のみ。川のせせらぎと時折聞こえる鳥のさえずりと一緒に静かな山歩き。
上日川峠から大菩薩嶺山頂まで
ここから大菩薩嶺山頂までは賑やかになる。多くの人はこの上日川峠からピストンする人が多そう。公共交通機関組は甲斐大和からバスで上日川峠へくる人気コース。ガイドさんを連れている人もいた。
先ほどの落ち葉だらけの道から一転して、踏み固められた歩きやすい登山道をずんずん進む。
福ちゃん荘には予定の1時間も早い到着になったため朝ごはんでもしようと思いメニューを見ていたらお腹が減ってきた。山梨名物のほうとうがあるが1時間かかるらしい。そして一人前1200円で2名から注文可能。1人でどうしても食べたい場合は2000円とのことで断念した。ぼっちには厳しい。ちなみに予約をすれば待ちの1時間は短縮されるらしい。
代わりに歩きながらカロリーメイトを食べる。これぞ行動食。
途中展望がよくなってくるスポットで海外からの賑やか集団に遭遇。本当はそこでベースブレッドを食べる予定だったが、その賑やかさが嫌なので早々に展望スポットである雷岩を立ち去る。
結局下山までに食べたのはカロリーメイト一袋だけ。大菩薩峠登山口バス停近くにある番屋茶屋でほうとうを食べるために腹を空かせているのだ。そこまで体力は消耗してないし、寒いしまだまだいける。(朝はちゃんと食ったし)
大菩薩嶺山頂から登山口バス停まで
ここで思い知る。この道の下りはもう嫌だ。大菩薩峠登山口が不人気な理由の1つにこの道の歩きにくさがありそう。
割と急な下りのなか、積もり積もった落ち葉の下に何があるかわからないためすごく気を使う。岩、ヌルヌル地面、滑りやすい木の根、これらが落ち葉に隠れており事故る。何度も転びそうになり、一度派手に転んだ。これは危険だ。気疲れする。このルートはおすすめできない。
ここまで楽しめない下山は久しぶりだ。さらに追い討ちをかけるように、楽しみにしていた番屋茶屋が閉まっている。山梨県名物のほうとうを期待していたのに、これは辛い。しかし、僕は諦めない。ほうとうは必ず食べる!まずは塩山駅に移動だ。
下山メシ
甲州古民家ほうとう 完熟屋
山梨県名物といえば「ほうとう」と「馬刺し」ということでGoogle mapsの評価も上々のこのお店「甲州古民家ほうとう 完熟屋」を選択。
土間の席に通される。店内は基本的に靴を脱いで上がるタイプ。登山スタイルの我々にとっては面倒の極みだ。しかし僕は土間の席に通された。ありがたい。と思いきや支払いのためには結局は靴を脱ぐはめに。
ほうとう以外のメニューは特別なものを感じなかったけど、このほうとうはとてもおいしかった。また食べたい。
その土地のものを食べることこそが登山の醍醐味だ。自分にとってその山を登る1つの理由になっている。
次回の下山メシの参考に
菊亭
スレッズで教えてもらった町中華のお店。地元民のタクシーの運転手おすすめだそう。地元民に愛されるお店は美味しいに違いない。
終わり
今回のルートについて
下山メシという観点では甲斐大和駅よりも塩山駅への下山の方がおすすめではある。甲斐大和はGoogle MAPを見る限りは店がほとんどない。塩山駅近くには多くはないがいくつか飲食店が点在している。
これをモチベーションにして大菩薩峠登山口へ降りる。だから次に大菩薩嶺に登ったら、また塩山に降りてきたい。バスも300円と安い、ほうとうも美味しい。ただし、今回のルートで逆から登り始めた方が良さそう。
下山メシ情報をお持ちの方は教えて欲しいな。
詳細情報
公共交通機関
八王子駅 - 塩山駅 1685円
塩山駅 - 大菩薩峠登山口 300円
バスの公式サイト
https://ykbus.jp/route_bus/route_sp_info/daibosatsutoge/
本日の忘れ物
靴擦れ対策のテーピングとワセリン。そして絆創膏。
早く持ち物リスト作らないとな。
食べ物
アクエリアスゼロ 2リットル(約1リットル使用)
カロリーメイト 4袋(1袋使用)
服装
Patagonia厚手のベースレイヤー
foxfireシャツ
Patagonia 薄手の長ズボン
millet あみあみ
cwx パンツ
予備
PatagoniaフリースR3
Patagonia 厚手のジャケット